多治見というと、陶器の町と思いたいところだが、実質的には名古屋の郊外地。
名古屋の事情に疎いので、中央本線に乗っても、どこまでが名古屋の市街地なのか判然としない。乗った感じを言うと、高蔵寺駅までが名古屋の市街地といえそうだ。平坦である。
高蔵寺駅を過ぎると、谷間に入る。多治見駅は高蔵寺駅から3つ目である。中央本線の快速で、名古屋駅から30分である。名古屋の通勤圏である。
多治見駅。
多治見駅前。
駅前はともかく、郊外の19号線沿いにロードサイド店が多数あり、市内の商店街はシャッター商店街となっている。他の地方都市と同じである。
多治見駅から、前方の丘陵地帯を住宅地として開発しているのを見る。「陶都の杜」という。
住宅需要があるのだろう。しかし、こういう丘の上は……。
若いときはいんですよ。しかし、高齢になると住みにくい。横浜にもこういう住宅団地はいっぱいある。高齢になると、一戸建て住宅はしんどいので、売却して平地のマンションに引っ越そうとしても、売却できないケースが多い。
住宅を買う時は、売却するときのことも考えるべきだが、そんなことを考える人はまれである。
30年後、40年後には、にここはどうなっているのだろうと思ってしまった。