日枝神社を参拝後、地下鉄線で溜池山王駅から飯田橋駅へと移動する。
溜池山王も飯田橋も東京の中心部だが、同じ中心部と云っても飯田橋駅付近の街相は異なる。ゴチャゴチャして下町的雰囲気がある。
飯田橋駅から東京大神宮へと歩く。東京大神宮は表通りに面していず、裏通りにある。探しにくい神社である。目白通りを歩き、飯田橋二丁目の信号を右に曲がり、二つ目の横道を右に入る。樹木のあるところが東京大神宮である。しかし、気付くにくく通り過ぎてしまう可能性がある。
東京大神宮は、もとは日比谷にあった。関東大震災で焼失し、現在地に移った。
当初は皇大神宮遙拝殿だった。つまり、伊勢神宮の遙拝殿だった。戦前は、神社に含まれず、氏子もいなかった。現在の東京大神宮がある地域も築土神社の氏子地域になっている。
東京大神宮は、一言でいえば、女性専科の神社である。神前結婚式が初めて行われたのが東京大神宮である。ということで、女性の熱烈なる支持を集めて、参拝客が絶えない。まだ寒さが残っているから冬服で地味だが、暖かくなると、原宿的様相を呈する。
私のような高齢男性はお参りしにくい。異邦人のような気になるからだ。
相変わらず、女性が多かった。
平日の午前だったのでまだ人出は少なかった。
桜が咲き始めていた。
東京大神宮をお参りして、東京五社めぐりを完結した。