4月8日。お釈迦様の誕生日で、お寺では花祭りが行われるところが多い。目黒の寺院をまわる。
まず、目黒不動をお詣りする。江戸時代の五色不動(目黒、目赤、目青、目白、目黄)の一つだが、なんといっても、目黒不動が一番有名だ。目黒不動の正式な寺名は瀧泉寺だが、瀧泉寺といわれても分からない人がほとんどだ。通称の方が有名な寺はそれだけ人気があるということだ。
目黒不動なので、もちろん、東京都目黒区にある。しかし、目黑駅は品川区にあるのだ。ついでに云うと、品川駅は港区にある。駅建設当時の反対運動により、こういうおかしなことになった。
目黒不動は、806年、慈覚大師が比叡山に行く途中、ここで霊夢を感じて不動明王を刻んだのが始まりとされる。当時はまだ15歳だった。本格的に寺院が建てられたのは、慈覚大師が唐から戻った847年以降のことである。天台宗の寺院である。
仁王門。
参道に「釈尊降誕会」の横幕があった。
花まつりである。甘茶を3回かける。