東新宿に鎮座する稲荷鬼王神社を参拝する。東新宿駅から徒歩5分。
ビルに谷間に古色蒼然として鎮座する神社である。樹木も茂っていて、都から勧告を受けていないのかと思う。こういう場所の神社は、災害防止のため、樹木は簡素化するところが多い。
鬼王とは珍しい神社名だが、当初は稲荷神社だった。その後、紀州熊野から鬼王権現を勧請し、稲荷鬼王神社となった。江戸時代は、新宿の中央にある唯一の神社だったらしい。鬼王は、平将門の幼名「鬼王丸」に由来するのではないかと思っていたが、宮司さんは否定した。
鬼というと悪いイメージが強いが、ところによっては、鬼を神の使いとするところもある。鬼を力の象徴と見る向きもある。
あとで宮司さんと話す機会があったが、頑固なところがある。
社務所に昔の映画のポスターが掲示してあった。これが懐かしい! 思わず見とれた。思い出すことも多い。
宮司さんから御朱印を貰う。宮司さんは早口で喋りまくる人だった。かなり時間がかかるので心得ておくこと。それから、御朱印を貰う前に、きちんと参拝しておくこと。宮司さんが云うように、御朱印は参拝した証である。