坂東三十三ヵ所めぐり、最後に残った第33番札所の那古寺を参詣する。
館山駅まで、横浜駅からの高速バスを利用し、館山駅から内房線で那古舟形駅まで乗る。駅からは15分ほど歩く。
坂道を上がると、仁王門である。
仁王像は、かなり劣化している。
仁王門から本堂へ向う。本堂は海に向って開いているので、回り込まなければならない。
本堂から房総の海を見る。温暖で、首都圏とは違う。テレワークの進展で、館山に住む人が増えているが、環境を考えると、これは納得できる。
多宝塔あり。那古寺は背後の崖の一部を削って建てられたものだ。
本堂前にある御朱印所は工事中で、下にある本坊で御朱印を貰った。結願寺なので、一番から三十二番まですべての御朱印が揃っていることを確認する。確認が終わると、御朱印の左上に結願印が押される。
発願の杉本寺をお詣りしたのは、令和元年の10月1日だった。旅行会社のツアーを利用すれば、1年ほどで回り終えると思っていたが、コロナ禍でツアーは中止。個人ですべてをお詣りすると決めたのは今年の春だった。結局、発願から2年2ヶ月ほどかかった。