昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(八十三) 零式戦闘機から付けたらしいんです

2014-03-31 21:51:17 | 小説
(五) 「ねえ。お名前、なんて言うの? あたし、小夜子。」 「キャハハ、名前も知らずにお話してたなんて。 あたしは、れいです。なんでも、零式戦闘機から付けたらしいんです。 女の子ですよ、これでも。失礼しちゃうわ、ほんとに。 だから、腹いせにね、男勝りになってやったんです。 ね、ね、この腕見て。ほら、力こぶが凄いでしょ? 近所では、ガキ大将なの。 でも、小夜子さんを見てたら、なんだか恥ず . . . 本文を読む

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