昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[舟のない港] (九十四) Last

2016-08-03 09:10:08 | 小説
 ミドリに対する愛情の有無ばかりに気をとられ、愛そのものの姿を見失い、悩まされ続けてきたことも、遠い昔のように思える。 愛情とは、形のあるものではなく、これだ! と決めつけられるものでもない。 いつの日にか愛せるようになる、とその存在を確かめることに執着したが為に、見失っていた。 . . . 本文を読む

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