水たまりの中の青空 ~第二部~ (三百十四) 2023-01-31 08:00:47 | 物語り 十時の開店と同時に、どっと流れ込む人ごみの中に、二人がいた。 「すごいのね、小夜子さん。いつもこんな感じなの?」。 かるい息切れを感じつつも、たかまる高揚感をおさえきれない勝子だった。 . . . 本文を読む