(四)
「小夜子さん、小夜子さん。あたしね、あたしね、こんなに元気になっちゃった。
ほらね、ほらね、こうやってピョンピョンができるようになっちゃった。
どうしよう、どうしよう。ね、ね、どうしたらいい?」
と小夜子の肩をしっかりと掴んで、何度も何度も飛び跳ねた。
「いいわよ、いいわよ。一緒にピョンピョンしましょ。
お姉さんと一緒にこんなことができるなんて、ほんと夢みたい」
「おかげよ、小夜子さんのおかげ。
ありがとう、ありがとう。
いくら感謝しても感謝しきれないわ。
小夜子さんが励ましてくれたから、あたし、あたし、ここまでこれ…」
両の目から溢れ出る大粒の涙が、勝子の声を押し流してしまった。
「ちがうわ、ちがうわ。みんな、お姉さんの頑張りよ。
あたしは、ほんの少しお手伝いしただから。
母への孝行ができなかったあたしだけど、おかげで真似事をさせてもらえたんだもの。
あたしこそ、感謝させてほしいわ」
「小夜子さん、小夜子さん。あたしね、あたしね、こんなに元気になっちゃった。
ほらね、ほらね、こうやってピョンピョンができるようになっちゃった。
どうしよう、どうしよう。ね、ね、どうしたらいい?」
と小夜子の肩をしっかりと掴んで、何度も何度も飛び跳ねた。
「いいわよ、いいわよ。一緒にピョンピョンしましょ。
お姉さんと一緒にこんなことができるなんて、ほんと夢みたい」
「おかげよ、小夜子さんのおかげ。
ありがとう、ありがとう。
いくら感謝しても感謝しきれないわ。
小夜子さんが励ましてくれたから、あたし、あたし、ここまでこれ…」
両の目から溢れ出る大粒の涙が、勝子の声を押し流してしまった。
「ちがうわ、ちがうわ。みんな、お姉さんの頑張りよ。
あたしは、ほんの少しお手伝いしただから。
母への孝行ができなかったあたしだけど、おかげで真似事をさせてもらえたんだもの。
あたしこそ、感謝させてほしいわ」
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