昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルーまぁだらぁ 蒼い友情 二十

2010-03-09 22:30:07 | 小説
そしてそのまま跪き、イスラムの祈りのように、大地に接吻したい。

ひんやりと湿った土から与えられるもの、そうだ。
この匂いは、この香りは。

お袋が毎朝作ってくれていた、味噌汁の香りだ。
大きな背に負ぶさわれた折の、親父の汗の匂いだ。

先夜の、恋人との諍い。
行き違い。

ねっとりとした熱い空気が体にまとわりついた夜のこと。
不快指数100%だったあの夜のこと。

minakoからの電話。

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