新一くん、元気ですか。
突然にこんな手紙が届いて、さぞかしびっくりしただろうね。
考えに考えたあげくのことなんだ。君
にだけは、ぼくの気持ちを分かっていて欲しくて。
母さんに話しても、多分泣くだけだろうと思うんだ。
いや、本音を言えば、母さんには知られずにいたいと思う。
こんな弱いぼくだなんて、絶対に知られたくない。
お願いだ、新一くん。母さんには内緒にしていて欲しい。
覚えているかい? 勿論覚えているよね、あのへび女のこと。
あの件で、唯一の親友だった君を失ってしまったんだ。
君のひと言はこたえたよ。
そんな風に考えていたなんて、ぼくにはほんとに思いもかけぬことだったから。
一時はね、君を憎んだりしたんだ。なんて言ったか、覚えてる?
案外、覚えていないかもね。
「ぼく、帰る。こんなの、やっぱり変だよ」
って、怒ったように言ったんだ。
そしてさっさと一人で帰ってしまったんだぜ。
分かる? その時のぼくの気持ち。
自分の馬鹿さ加減に腹を立てていたんだ。
冷静に考えれば、へび女なんて存在しないことぐらい、すぐに分かりそうなものなのに。
いや分かっていたのかも、案外に。
君と別れる淋しさが、あんな行動を起こさせたのかもしれない。
突然にこんな手紙が届いて、さぞかしびっくりしただろうね。
考えに考えたあげくのことなんだ。君
にだけは、ぼくの気持ちを分かっていて欲しくて。
母さんに話しても、多分泣くだけだろうと思うんだ。
いや、本音を言えば、母さんには知られずにいたいと思う。
こんな弱いぼくだなんて、絶対に知られたくない。
お願いだ、新一くん。母さんには内緒にしていて欲しい。
覚えているかい? 勿論覚えているよね、あのへび女のこと。
あの件で、唯一の親友だった君を失ってしまったんだ。
君のひと言はこたえたよ。
そんな風に考えていたなんて、ぼくにはほんとに思いもかけぬことだったから。
一時はね、君を憎んだりしたんだ。なんて言ったか、覚えてる?
案外、覚えていないかもね。
「ぼく、帰る。こんなの、やっぱり変だよ」
って、怒ったように言ったんだ。
そしてさっさと一人で帰ってしまったんだぜ。
分かる? その時のぼくの気持ち。
自分の馬鹿さ加減に腹を立てていたんだ。
冷静に考えれば、へび女なんて存在しないことぐらい、すぐに分かりそうなものなのに。
いや分かっていたのかも、案外に。
君と別れる淋しさが、あんな行動を起こさせたのかもしれない。
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