14日(水)。わが家に来てから109日目を迎えたモコタロです
今日はおねえちゃんのスマホで撮ってもらったんだ ご主人さま早く慣れてね!
閑話休題
昨日朝、出勤してパソコンを立ち上げようとすると、インターネットやメールが使用できない状態になっていました 他の社員に聞くと全員のパソコンが使用不可状態であることが分かりました。仕事上でネットやメールが使えないのは不便なものです
午後、保守契約している企業の担当者が来てやっと繋がりましたが、いかに普段われわれがネットに依存しているかを再認識させられた事件でした
も一度、閑話休題
ピエール・ルメートル著「その女 アレックス」(文春文庫)を読み終わりました 著者のルメートルは1951年、パリ生まれ。教職を経て2006年にカミーユ・ヴェル―ヴェン警部シリーズ第1作「丁寧な仕事」でデビュー、同作でコニャック・ミステリ大賞を受賞しました
この「その女 アレックス」はシリーズ第2作に当たります
30歳の魅力的なアレックスは、ある日、車に拉致され誘拐される 誰にも気づかれない場所に監禁されたアレックスは誘拐犯から「おまえが死ぬのを見たい」と言われる
なぜそれほどまでに憎まれなければならいないのか、最初はまったく分からない。しかし、急に過去を思い出し、自分が関わりのあった男の父親であることに気が付く
アレックスは、狭い箱に閉じ込められ鼠の餌食になりそうになるが、死を目前に脱出を図る
警察は誘拐犯の正体も誘拐された被害者の正体もまったく分からない
その頃、世間では若い男が女に誘惑され、頭を殴られたうえ口に硫酸を注ぎ込まれるという事件が頻発するその女はその時々で名前を変えるので、犯人を追うカミーユ警部たちは翻弄され、なかなかしっぽを掴めない
しかし、あるホテルで犯人の女が死んでいるのが発見される。その犯人とは誰なのか、なぜ彼女は何人もの男たち(女性も一人)を殺さなければならなかったのか。ルメートル警部によって、驚愕の秘密が明かされアレックスをそこまで追い詰めたのは誰だったのかが明らかになる
これは衝撃的な作品です。英国推理作家協会賞やリ―ヴル・ド・ボッシュ読者賞を受賞していますが、この本を読めばその理由が分かります 1回目のどんでん返しで驚いていると、2回目のどんでん返しが待っています。それで終わりかと思っているとさらなる逆転劇が待ち構えています。最近読んだ本の中で最も面白かった作品と言っておきます。お薦めします
最後の、閑話休題
昨日聴いたCDはアリス・沙良・オットの「ショパン・ワルツ集」(サイン入り)です ショパンのワルツを聴きたくなった時はこのCDを引っ張り出してきます
2009年8月の録音ですが、最後のトラックに「ノクターン嬰ハ短調”遺作”」が収録されています。これもしみじみとして良い曲です
ところでアリスのコンサートには何度か足を運びましたが、足と言えば彼女だけでしょう、素足でピアノを演奏するのは 一度も彼女が靴を履いて演奏するのを見たことはありません。夏は良いけれど今時のような寒い季節はペダルも冷たいのではないか、と思うのですが・・・・それでも素足で演奏するのでしょうか?いつも不思議に思って聴いています