13日(月・祝)。今週は在京オケの定期演奏会が4回(いずれも夜公演)、オペラのマチネ公演が1回あるので身体的に厳しい1週間になります 腰痛悪化に気をつけながら毎日を過ごそうと思います それにしても、gooブログが今なお写真がアップできない状態なので、文字ばかりのブログになってしまい忸怩たる思いがあります 1日も早く元通りの状態に戻してほしいと思います
3月2日(日)にミューザ川崎シンフォニーホールで開かれる同ホール友の会「感謝のつどい おとなフェスタ」のチケットを取りました
当日のスケジュールは ①14時~15時10分=シンフォニーホール探訪(バックステージ見学)、②15時10分~15時50分=パイプオルガン・ミニコンサート(Or :大木麻里)となっています チケット代はドリンクチケットとお土産付きで1,500円(全席自由)です この日は同じ会場で午前11時から東響の「モーツアルト・マチネ」があるので、昼食を挟んでハシゴします 楽しい1日になりそうです
ということで、わが家に来てから今日で3653日目を迎え、ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシア南西部クルスク州で北朝鮮兵2人を捕獲したと発表したが、ウクライナ保安庁によると、2人のうち一人は「戦争ではなく訓練に行くつもりだった」と語った というニュースを見て感想を述べるモコタロです
金正恩に騙されて ロシアに売り飛ばされた北朝鮮兵が哀れ 捕虜になって助かった
昨日の朝日新聞朝刊 文化欄に同社編集委員・吉田純子さんによる「井上道義 三位一体の大団円」という見出しの記事が載りました 昨年12月30日にサントリーホールで開かれた井上道義の「サントリー音楽賞受賞記念公演」を紹介したものです その日、私はチケットを持っていたにも関わらず開演時間を間違えて「井上道義ラストコンサート」を聴くことが出来なかったこともあり、出来るだけ X などの投稿を見ないようにしてきました しかし、吉田純子さんの記事とあっては読まないわけにはいきません 悔しさを思い出しますが、超略して紹介します
「日本のクラシック界を大いに盛り上げた稀代のトリックスターは、この日のために練りに練ったプログラムで真っ向勝負 感傷を吹き飛ばし、全国の音楽ファンの心に幸福な余韻を残した ホールとオーケストラと聴衆、この三者の一期一会への意識が、井上ほど強い指揮者も稀だ (アンコールを2曲演奏したが)踊りながらのエンディングに、もはや感傷もへったくれもない 舞台で放った最後の言葉は『ほな、さいなら』。2014年、がんで闘病。以来、病や腰の痛みとの闘いの連続だった そんな中、この1年は全国の18楽団との計41公演を完遂。それぞれのオーケストラの美質を、プログラムと演奏の両面で、恩返しをするかのように丁寧に引き出していった 『その日のコンサートが始まって終わるまでが、ひとつの人生なんです。生まれて、死ぬ。いわば僕は、いろんな人生を何千、何万と生きてきたようなもの。こんな欲張りな人生、なかなかないです』と語る。先月で78歳。音楽と完全に縁が切れるかどうかはまだわからない。『僕はいつだって、生きたいように生きてきた。これからも同じ。それを誰がどう思おうが、どう語り継ごうが、まったく興味がない もう1回、生きたいように生きる時間を僕にください。そういうことだね』と語る」
井上道義氏を語る時にキーワードとして登場するのが、吉田さんも使っている「トリックスター」という言葉です 彼は「奇才」とも言われてきました Wikipediaによると トリックスターとは「神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者。往々にして いたずら好き として描かれる」と説明されています 私も何度も彼のトリックスターぶりを見てきました。指揮台の上でステップを踏んで踊ったり、指揮台から降りてバレエを踊ったり、演奏後に身体を2回転してポーズを決めたり・・・と、数え切れません その都度、私は「しょーがねーなぁ」と思いながらも、「これが井上の個性であり、聴衆に対するサービス精神の表れなのだろう」と思い、温かい眼差しで彼の行動を見ていました 彼の一連の奇行は一種の「照れ隠し」だったのではないか、とも思います
今年98歳の誕生日を迎える現役指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットから見れば、78歳の井上はまだまだ「若造」ということになるでしょうが、人生いろいろ♫ 指揮者もいろいろ♬ です
男 井上どこへ行く