人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

指揮者・秋山和慶さん ⇒ 84歳の誕生日の前日に大怪我のため指揮活動一時中止、東京交響楽団「ニューイヤーコンサート」3公演を降板

2025年01月07日 00時02分02秒 | 日記

7日(火)。わが家に来てから今日で3647日目を迎え、米紙ワシントン・ポストの風刺漫画家でピューリツァー賞受賞者のアン・テルナエスさんが、同紙オーナーでアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・べゾス氏がトランプ次期大統領にひざまずく様子を描いた作品の掲載を拒否されたことを理由に辞職した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     トランプが大統領になったからには あらゆる業界で同様の自主規制が行われるでよ

         

昨日、夕食に「豚のクリームシチュー」「生野菜とモッツアレラチーズのサラダ」を作りました 昨日は夕方から久しぶりに雨が降り寒かったので、シチューが一段と美味しく感じました

残念ながらgooブログの写真投稿が未だに出来ないので写真を掲載することができません

         

マネジメント会社「ヒラサ・オフィス」の公式サイトに以下の告知が掲載されました

「指揮者・秋山和慶は、1月1日夕方に自宅で転倒し大怪我を負ったため、2日に緊急入院いたしました。回復までに時間を要すると思われますので、しばらくの間、治療に専念し指揮活動を休止させていただきます」

これに関連して東京交響楽団の公式サイトに「1月4日、5日、6日に開催予定の『ニューイヤーコンサート』の指揮者を秋山和慶から沼尻竜典に変更する」旨の告知が載りました

何と満84歳の誕生日の前日に大怪我を負われたことになります 秋山和慶氏(1941年1月2日生まれ。84歳)は現在、東京交響楽団桂冠指揮者、バンクーバー交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授を務めています 指揮者としては小澤征爾、山本直純らとともに斎藤秀雄の指揮法「斎藤メソッド」の継承者です

指揮者としての経歴で一番長いのは東京交響楽団で、1963年に専属指揮者、1968年から2004年まで同楽団音楽監督・常任指揮者として40年にわたり同楽団を率いてきました

私が東京交響楽団の定期会員になったのは20年数年前で、当時秋山さんが常任指揮者を、大谷康子さんがコンマスを務めておられました それ以来、常任指揮者がユベール・スダーン、ジョナサン・ノットと代わってからも定期会員を続けているのも、秋山さんの存在があればこそです

秋山さんに関することで一番印象に残っているのは、実際に彼と話をしたことのある知人から聞いた話で、「シェーンベルクか何かの難しい曲を、若手指揮者が何度振ってもオケが全く合わなかったところ、秋山さんが『どれ、やってみようか』とタクトを振ったら一度でピッタリ合った」というエピソードです どんなに複雑なスコアでも一瞬で読み込むことが出来、オケを自由自在に操ることが出来る特別な才能があるという証左です

自分が聴いた東響の定期演奏会で一番印象的だったのは、アンコールにベートーヴェンの「大フーガ」を弦楽合奏版で演奏したことです 普通、アンコールに「大フーガ」(ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第13番 ~ 第6楽章)は演奏しないでしょう    この時はあまりにも緻密かつスケールの大きな弦楽アンサンブルに度肝を抜かれました

秋山さんの1日も早い回復を祈るばかりです

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする