人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

エリーナ・ガランチャ ⇒ 2025年6月にリサイタル公演決まる / N響Aプロ継続へ / ピナ・バウシュ「春の祭典」のチケットを取る / 池井戸潤著「民王 シベリアの陰謀」を読む

2024年07月08日 00時03分06秒 | 日記

8日(月)。昨日=7月7日は東京都知事選の投開票日でした 朝刊を見ると、朝日と日経に「広報東京都 7月号」が挟み込まれていました 内容は「脱酸素化特集」です

     

発行日を見て「あれっ?」と思いました 「7月1日発行」とあったからです

     

なぜ発行日から1週間も後に配布されるのか? しかも東京都知事選の投開票日を狙ったかのように・・・と率直に疑問を感じました 良心的に解釈すれば「その月の最初の日曜日に配布する」という慣例でもあるのかもしれませんが、週刊誌や月刊誌のように発行日(日付)の前に配布することだって可能のはず 今回で言えば7月1日付の広報を6月30日(日)に配布するということです とは言え、現職都知事の名前が広報紙面に出てきているわけではないので、実際には選挙とは関係ないのだろうな・・・とつらつら考えながら、あまりの暑さに頭が朦朧とする中、近所の小学校で投票を済ませてきました 結果は”ブラックボックスと電通べったり”の現職が当選確実という情けない既定路線に終わりましたが、やはり現職の壁は高く厚かったということでしょうか それにしても、今回の選挙は過去最多の56人が立候補し、期日前投票も過去最多となった一方、某泡沫候補乱立政治団体が選挙掲示板のスペースを金儲けの手段に利用するなど、何でもありのハチャメチャ選挙になってしまいました 一都民として情けない思いでいっぱいです こういう ふざけた奴らが 二度と選挙を搔き回すことのないよう対策を講じるべきだと思います

     

(全体の半数を占めるN国党のポスターは 掲示板を悪用した立花党首の指名手配ポスターみたい)

ということで、わが家に来てから今日で3464日目を迎え、19年ぶりに行われたイラン大統領選の決選投票で内務省は6日、改革派のマスード・ペゼシュキアン元保健相(69)が、一騎打ちとなった保守強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)を破り、初当選したと発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     女性に義務付けてる ヒジャブの着用は撤廃した方がいい 封建制度の象徴のようだ

         

昨日は「N響20240-25シーズン」のAプロとCプロの席替え解禁日でした 私はAプロ(NHKホール)の席替えを希望していたのですが、午前中バタバタしていて手続きを失念してしまい、専用サイトへのアクセスが午後になってしまいました もはや手遅れです 幸い現在の席がやや後方ながら1階センターブロック通路側なので、現状維持で会員継続することにしました 今回はその手続きとともに、先日新たに確保したBプロの、元の席をキャンセルしました

         

下のチラシの通り、「エリーナ・ガランチャ リサイタル」が2025年6月に開かれます 日程、会場等の詳細については「テイト・コーポレーション」のHPで7月中旬に発表されるとのことです これは万難を排して聴きに行きます

     

         

9月12日(木)19時から東京国際フォーラムCで開かれる「ピナ・バウシュ 春の祭典」公演のチケットを取りました 舞踏演劇(ダンス・シアター)の巨星ピナ・バウシュの代表作=ストラヴィンスキー「春の祭典」を中心とするプログラムです

ピナ・バウシュの公演は映画で観て素晴らしいと思い、来日公演があれば是非ライブで観たいと思っていたものです バレエやダンスは2階席で観るのがベストだと思っていますが、幸い2階席が取れたので良かったです

     

         

池井戸潤著「民王(たみおう) シベリアの陰謀」(角川文庫)を読み終わりました 池井戸潤は1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。1998年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。2010年「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞、11年「下町ロケット」で直木賞、23年「ハヤブサ消防団」で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞 「半沢直樹」シリーズ、「空飛ぶタイヤ」「シャイロックの子供たち」ほか著書多数

第二次内閣を発足させた総理大臣・武藤泰山の元に、内閣最大の目玉であるマドンナこと高西麗子環境大臣が、人を狂暴化させる謎のウイルスに感染したという驚愕の知らせがもたらされる  ウイルスは急速に拡大し、日本は国家存亡の危機に直面する 泰山は緊急事態宣言を発出し事態の収拾を図ろうとするが、営業自粛や外出自粛などの措置に対し国民から総スカンを食らう 一方、泰山の息子・翔と秘書・貝原は京成大学の並木教授の助手・眉村紗英とともに、ウイルスの発生源とされるシベリアへ渡り現地調査し、食品会社と研究者の癒着、そしてウイルスを巡る恐るべき陰謀を暴いていく やがて、緊急事態宣言に反発する人々が国会を取り巻く大規模なデモが起きるが、泰山はデモ隊と話し合うべく、そのど真ん中に乗り込み大演説をぶつ

 

     

本書は2021年9月にKADOKAWAから刊行された単行本を2024年5月に文庫化したものです

こういうのを”極上のエンターテインメント”と言うのでしょう 滅茶苦茶面白かったです それぞれの登場人物のキャラが立っていて、ギャグの連発に笑いが止まりません

しかし、そこは”社会派”の池井戸潤です。それだけに終わりません 翔の”頭の中の言葉”として次のようなメッセージを発信しています

「オカルトや都市伝説のような陰謀論を信じて暴力も辞さない連中にも、何かを信じなきゃやってられない諸般の事情というやつがあるのではないか しかし、お互いに相手を罵り合い、拒絶して聞く耳をもたなければ、できあがるのは些細なことで非難し合う不寛容な世の中であり、分断だ

360ページを超える大作ですが、あまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした 電車の中で読まない方がいいです 広くお薦めします


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