15日(金)。昨日の日経夕刊第1面のコラム「あすへの話題」に名古屋外国語大学長の亀山郁夫さんがエッセイを寄せています 超略すると次の通りです
「つい先日、知人からのメールの添え書きに、往年の大ピアニスト、ホロヴィッツの演奏でラフマニノフを聴いている、との1行があって、急に第2番が聴きたくなった ところが、肝心のホロヴィッツに、第2番の録音がない 一体、どういうことか、とネット検索をはじめた。あの、情緒纏綿たるロシア風を鬱陶しく感じたか それとも、あまりに通俗的すぎるという理由で、たんに取り上げなかっただけなのか ネットの情報だけでは、納得のいく正当に出会えなかった その代わり、別の興味深い事実に突き当たった。キーウに生まれ(これには諸説ある)、革命後まもなくソ連を出たホロヴィッツが、61年ぶりに故国への帰還を果たしたのが、1986年4月。モスクワ、レニングラード(現サンクトペテルブルク)、キーウでの演奏会が予定されていたが、皮肉にも、最後の、故郷での演奏会だけは実現しなかった 同4月26日、キーウ郊外のチョルノービリ(チェルノブイリ)で起こった原発事故がその理由だという」
ホロヴィッツの弾くラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の録音・・・「第3番」ならユージン・オーマンディ指揮ニューヨーク・フィルをバックにホロヴィッツが演奏したCD(BMG)を私も持っています しかし、「第2番」は見たことも聴いたこともありません 私もネットで調べてみましたが、見い出せませんでした もし「第2番」の演奏を収録したCD等をお持ちの方は情報を「コメント」欄にお寄せいただければ嬉しいです
ホロビッツが故郷に錦を飾れなかった1986年4月26日のキーウ郊外のチェルノブイリ原発事故・・・・私はその時、モーツアルトの墓参りのため、休暇を取ってオーストリアにいました 現地の新聞やテレビは見なかったし、人々も大騒ぎをしている様子はなかったので、5月の連休明けに帰国してから新聞を見て初めて、ヨーロッパに近いキエフで原発事故が起こったことを知りました きっと放射能が風に乗ってオーストリアにも流れて落ちてきたに違いありません 「知らぬが仏」とはよく言ったものです。「知らない」のは怖いものなしです それにしても、それから25年後の2011年3月に東日本大震災の発生に伴って東電の原発事故が起こるとは思ってもみませんでした
ということで、わが家に来てから今日で2742日目を迎え、安倍元総理が銃撃された事件で、世界平和統一家庭連合は、逮捕された山上容疑者の母親らに対し、2005年から2014年までの10年間に5000万円が返金されていたことを明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
献金した1億円の半分しか戻ってこないわけか それは怒るよね ぼろ儲けじゃね?
昨日の夕食は「鰻丼」と「白舞茸の味噌汁」にしました 今年の「土用の丑の日」は7月23日(土)と8月4日(木)だそうですが、そんなの関係ありません 値段が鰻登りに高くなる前に食べれば良いのです
昨日、東急田園都市線「すずかけ台」駅前の「すずかけ会館」で「ピアノサロンコンサート & すずかけコーラス」を聴きました これは地元出身のピアニスト霧丘朱代さんのプロデュースによる公演で、第1部は霧丘朱代ピアノ独奏による公演、第2部は地元の「すずかけコーラス」による合唱というプログラムです
プログラムは次の通りです
〇オープニング コーラス「青い夜」(ショパン「ノクターン作品9-2」に霧丘さんが詩を付けたもの)
【第1部 霧丘朱代 ピアノサロン コンサート】
①マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
②メンデルスゾーン「歌の翼に」
③シューマン「トロイメライ」
④リスト「愛の夢 第3番 変イ長調」
⑤サン=サーンス(ゴドフスキー編曲)「白鳥」
⑥ショパン「練習曲 作品25-1 ”エオリアン・ハープ”」
⑦ショパン「前奏曲 作品28-15 ”雨だれ”」
⑧ショパン「ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2」
⑨ショパン「舟唄 嬰へ長調 作品60」
⑩ショパン「華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18」
【第2部 すずかけコーラス】
①浜辺の歌
②あざみの歌
③歌はともだち
〈みんなで歌おう〉
④夏は来ぬ
⑤われは海の子
⑥高原列車は行く
⑦線路は続くよどこまでも
第1部のピアノ・ソロの演奏は、霧丘さんが前半の5曲について簡単に曲目解説をしてから5曲続けて演奏、後半のショパン5曲は1曲ごとに解説してから演奏に入りました プロのピアニストは”より速く”弾くことを目指しますが、フジコヘミングを尊敬する霧丘さんは、ゆったり目のテンポでじっくりと演奏します どちらかと言うと、後半のショパンの方が弾き込んでいるという印象を受けました ピアノ教室で教える傍ら自らの練習を重ね、その上、コーラスも指導もこなすわけですから並大抵の努力ではなかったと推察します 限られた時間の中でよく頑張ったと思います
第2部のコーラスは、霧丘さんのピアノ伴奏により最初の3曲を男声2人+女声5人で歌いましたが、平均年齢が日本の平均寿命にさほど遠くないメンバーを、何とか揃って歌うところまで持ってくるのは並大抵のことではなかったのではないか、と思いました 4曲目以降は”聴衆参加型”によりみんなで歌いました 私も最初のうちはマスクの内側でモゴモゴしていましたが、他の皆さんがノリノリで歌っているのを聴いて、だんだん声が出るようになり、「高原列車は行く」からは霧丘さんの伴奏に励まされて、いつの間にか一緒になって歌っていました コロナ禍以降、カラオケをはじめ歌を歌う習慣が消失していたので、久しぶりに声を出して歌い、爽やかな気分になりました
この日のミニ公演は、出演者も聴衆も地元の人たちが中心となったアットホームなもので、和気あいあいとした雰囲気が良く伝わってきました 地域住民の結びつきが叫ばれる中、地元のシニアを集めてコーラスを指導し、自らのピアノ演奏とともに成果を披露するという霧丘さんの企画は素晴らしいと思います これからも、ご自身はもちろんのこと、地元の人たちのためにも頑張ってほしいと思います
演奏に 伴奏に 八面六臂の活躍を見せた霧丘さんが、一仕事を終えて一息入れたところを写メしました 霧丘さん、お疲れさまでした
鰻、美味しそう〜と見ていたら、ビールがサッポロクラッシックですね。このビールとっても美味しいですね!
何を隠そう、ウサコさんの料理のブログにサッポロCLASSICが登場してので買ってみたのです。今では父娘そろって大ファンで、毎晩飲んでいます