3日(火)。読売日響の公式サイトによると、コンサートマスターの長原幸太氏が9月30日付で退団します 同氏は2014年10月にコンマスとして入団し、10年にわたり活躍しました 9月28、29日の「土曜・日曜マチネーシリーズ」が最終ステージになるとのことです 最近の公演で、林悠介氏と藝大フィル・コンマスから読響コンマスに転身した戸原直氏のダブル・トップ態勢が多かったのは、長原氏の退団を見据えての措置だったのでしょう コンマスの対面に座るソロ・ヴィオラの鈴木康浩氏とのコンビは最高でした 数多くいるオーケストラのコンサートマスターの中でも 屈指の名コンマスだったと思います 10月以降はどのような立場で活躍されるのか気になるところですが、長原氏ならどこのオケでも通用するし、ソロとしても十分活躍する力があります 今後のご活躍をお祈りいたします
新日本フィルから「2025/2026シーズン 定期会員継続案内」が届きました 次シーズンのラインナップ・日程(速報)については昨日のブログでもご紹介しましたが、下のチラシの通りです
現在、私は「サントリーホール・シリーズ」と「すみだクラシックへの扉」シリーズ(1日目)の会員です 現時点では両シリーズとも会員継続の方向で考えていますが、まだ他のオーケストラのラインナップ・日程が発表されていないので、申込書の送付は9月30日(月)の締め切りギリギリまで待って、他のオケの日程とダブらないようにしたいと思います
ということで、わが家に来てから今日で3521日目を迎え、米共和党のトランプ前大統領が9月3日発売の新著「SAVE AMERICA」で、IT大手メタ(旧Facebook)のザッカーバーグ最高経営責任者に終身刑をちらつかせ、自身に不利な行為をしないよう圧力をかけていることが明らかになった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプは大統領に復帰するためなら 脅迫、偽動画の流布、誹謗中傷と何でもやる
昨日、夕食に「ビーフカレー」と「生野菜サラダ」を作りました 今回は牛小間切れ肉を使いましたが、美味しかったです
内田英治著「マッチング」(角川ホラー文庫)を読み終わりました 内田英治はブラジル・リオデジャネイロ生まれ。映画監督、脚本家。日本に帰国後、高校卒業と同時に上京。99年にテレビドラマ「教習所物語」で脚本家デビュー。2004年に「ガチャポン」で映画監督デビュー 監督・脚本を務めた「ミッドナイトスワン」は2021年、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した
「ナガタウェディング」でウェディングプランナーを務めている恋愛の苦手な輪花(りんか)は、親友の勧めで「ウィルウィル」社のマッチングアプリを始め、吐夢(とむ)という男性と会うことになった しかし、吐夢はプロフィールとは別人のような不気味な男だった それ以来、彼からメッセージが届き続け、外を歩くと視線を感じるようになり、ストーカーと疑うようになる そんな時、輪花の会社が「ウィルウィル」社と仕事で提携することになり、マッチングのアプリ開発に携わる影山と知り合いになる 輪花はITに強い影山に吐夢のストーカー的な行動を止めさせるよう協力を求める 同じころ、世間では”アプリ婚”をした夫婦が顔に ✕ 印を刻まれて殺害される猟奇的な連続殺人事件が起きていた 輪花にも魔の手が忍び寄る 犯人の意図は何か? 真犯人は吐夢なのか? しかし、意外な結末が待っていた
「マッチングサービス」とは、「自分の顔写真や年齢、趣味などを登録すると、プログラムが独自の処理を行い、同じ登録者の中から”合いそうな”相手を選び出す 好みだと感じた相手を見つけたら『いいね』などのサインを送ってアプローチをかける」というシステムです その市場規模は拡大しており、特にコロナ禍では他者とのやり取りがオンラインになり、飲み会が自粛されるなど、出会いの場が広く制限されたこともあって、アプリの利用者が急増したと言われています システムとしては合理的なもので、おせっかいおじさんやお世話好きおばさんが消滅した現在、便利な出会いの場として利用されています その反面、売春、ストーキング、強制性交、結婚詐欺、美人局などのほか、マルチ商法、新興宗教への勧誘などマッチングアプリの使用に端を発した事件やトラブルも増加傾向にあると言われています 利用者は十分に気をつける必要があります。私には関係ありませんが
さて、本書を半分くらい読んだところで、影山と吐夢の本当の姿がうっすらと分かってきて、「ちょろいちょろい」と甘く見ていましたが、最後のどんでん返しでやられました ミステリーとホラーの違いを見せつけられたような気がしました 結局、最後まで犯人は捕まっていないし、幸せの絶頂こそが不幸の始まりになるというストーリー展開は、ホラーでなくて何でしょうか マッチングアプリは怖い、と思いました
最後の最後までスリルとサスペンスに満ちたストーリー展開のホラー小説としてお薦めします