☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

大切な命

2015-02-01 | 日常の出来事
また旅行に行っていた訳ではないのですが、久しぶりの更新です。なので一週間分長文で書こうかな(笑)

今週は命について色々と感じる日々でした。
身近な人の死に直面する度に、生きる事について改めて考えさせられます。

我が家の子供達も小さな頃から時々一緒に遊んでいたお友達が、たったの6歳で亡くなってしまいました。
脳幹グリオーマという脳幹に悪性の腫瘍ができてしまう病気でした。

いつも礼儀正しく挨拶をしてくれて、お洒落で、お絵描きがとっても上手で、お話好きのとーーっても可愛い女の子でした。
病気がわかったのは1年ちょっと前で、小さな体で放射線治療を2回も前向きに頑張り、治療後は病気とわかる前と同じように元気な様子が見られました。
そんな様子を見ていると、現時点では治癒が困難とわかっていても、医学は日々進歩しているはずだし、人間の体だってまだわからない事が沢山あるし、このまま奇跡が起ってくれたらいいなと常々思っていました。
でも、本当に残念な事に、その願いは叶いませんでした。。。

ご家族も愛情たっぷりのとっても素敵な方達で、余命宣告よりも長く生きられた事は、ご家族のポジティブで温かい愛情に包まれた環境も影響していたんじゃないかなと感じます。

子供達の将来、可能性、それはあって当たり前のように、つい感じてしまうけれど、そうじゃないんだよね。。。
可能性が沢山あった我が子の余命宣告を聞いたときの気持ち。。弱って行く我が子の様子を見ていく日々。。。何とかしてあげたい、代わってあげたいと思っても、どうにもできないもどかしさ。。とても穏やかに息を引き取られたそうですが、もう声が聞けない、体温を感じられないという状況に直面した時の気持ち。。他人の私が想像してもかなりショックな事であり、胸が張り裂ける思いでした。なのでご両親の気持ちはもっともっと深い哀しみに包まれていると感じます。

せめて、私が出来る事として、縁があって家族になれた我が子達の命と(あっ、もちろん旦那も)、大切に向き合って育てて行きたいなと、改めて思いました。そして、亡くなってしまったお友達の事も楽しかった思い出を時々思い出しながら、大切に想い続けたいと思います。

もう1つ、日々ニュースで目にする残虐なニュース。私1人の力では何も解決できないけれど、どうしてこんな発想が生まれてしまうのだろう。。。そんな事も考えてしまいます。
どこの誰にも、自分自身も含め、誰かを苦しめたり、傷つけたり、ましてや命を奪う権利はないはずです。信じる神様がそうしろという人達もいるようですが、どんな宗教の神様であれ、自分や他人を傷つける事をすすめたり、認める事はしないのではないでしょうか。そういった事を容認するのは、神様ではなく悪魔ではないかと。

どこで、どんな状態で生まれてきても、生まれて来たからにはそれは1つ1つ大切な命。誰かに奪われるものではなく、一生懸命生きる権利があると思います。
子育ての本などを読んでいると、『自己肯定感』を育む事が自分も他人も大切にする気持ちを育てるとあります。
この自己肯定感は、子供だけでなく、大人にとってもきっと必要な事。

生まれた環境、育つ環境は平等ではないかもしれない。自分の存在を、やることを褒めてもらえず、認めてもらえず、自分の話や意見を聞いてもらえずに育ってしまった人もきっといることでしょう。自分の周囲で、ちょっと関わりたく無いと感じる人こそ、もしかしたら人との関わり、愛情を誰よりも必要としているのかもしれない。そう思うと、勇気もエネルギーもいる事だけれど『嫌な顔』『知らん顔』するのではなく、ちょっと歩み寄ってみることで、第三者から希望の光を当ててあげる事もできるのかもしれない。

『これが常識だ!』『こうでなくてはならない!』という枠にとらわれずに、『どうしたの?』と気持ちを聞いて、その心情を少しでも汲み取ってあげられるような優しさが家族を含め、日常で関わる人達にも向けられる人が増えたら、もっともっと温かい社会になると思うのにな。そして個々が『自分が生きている事は意味のある事。大切な事。自分の命も、他人の命も同じくらい大切』だと認識をもてる社会が、平和にもつながるような気がします。

憎しみや怒りではなく、感謝の気持ちを持って命を全うできる人生でありたいなあ。。やや支離滅裂ではありますが、今週は色々と、生きる事について考えていた日々でした。


人気ブログランキングへ
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする