時々ネットで日本のバラエティを見ているのですが、ちょっとおかしな日本語をしゃべる存在として扱われているTさん。 結構彼女をつっこんだり、おかしな人としてバカにするような感じで笑う人がいるけれど、彼女の言語状態って、どの言語もきちんと習得できなかった「ダブルリミテッド」なんじゃないかな。。。。と、感じています。
よく聞いてみると、乱暴な崩れたしゃべりというよりは、丁寧に話そうとして空回り。。とか、選ぶ言葉や使い方がなんかおかしい。。でも一生懸命さはかわいいところもある感じ。
ずいぶん前に、日本語の継承セミナーで「ダブルリミテッド」について話を聞いたことがあり、言語が目覚ましく成長する生まれてから最初の数年の間に、それぞれの言語をきちんと習得していかないと、どちらも中途半場で、周りに伝わりにくい本人特有の言語になってしまうという内容でした。
これは本人にとってとても気の毒で、自分が言いたいことが周りに伝わらないから、本人も苦しいし、そういう事を知識として知らない人ばかりに囲まれてしまうと、からかわれて嫌な経験をしたり、その後の学習へも影響が出るとか。
彼女のすごいなと思う所は、公共のメディアでいじられても怒ったり、投げやりになったりしないこと。そして、ある番組の司会者の方は、知っててあえてそう対応してるのかわかりませんが、上手な返しだなあ。。と思うのが、彼女が話した事を聞いていて、周りの人がわかるように、「こうこう、こうだったんだな」と、笑いをまじえながら、さりげなく正しい表現で言い直しをしている事。
この対応は、彼女にとって必要な事だと感じていて、その場でも彼女自身が正しい表現を聞く機会になるし、録画を見直せば、勉強になるし、彼女にとって この司会者とトーク番組に出ることは、きっとプラスになっているんじゃないかなと、番組をみて感じました。
本当は、もっと小さい頃に、この司会者のように対応してくれる大人が周りにもっといたらよかったのかもね。
私が見聞きしたり、自分の経験からの情報ですが、言語の習得は「その言語を母語として使える人から どれだけ言語のシャワーを浴びる機会に恵まれたか」が、それぞれの言語の基盤を築くことと関係があると感じます。
一人一言語。という言葉も聞いたことがあります。人によっては、生まれて来た子供は まず一言語を習得すると解釈している人も多いのかなと感じますが、私はむしろ
「その子へ働きかける側の言語は一人一言語」とう意味なんじゃないかなと思っています。
我が家の場合、もし私が英語で子育てをしたら、自分自身が知っている言葉や表現が限られているので、会話が広がらないし、間違えた表現を伝えてしまうリスクがあります。
カナダで生活してると、絶対量として日本語を聞く機会は英語ほどありませんが、日本語も習得して欲しいなと思って、私は子供達には生まれた時から100%日本語で接して来ています。そして意識的に沢山の日本語シャワーを浴びせて来ました。歌を歌ったり、絵本をたくさん読んだり、まだ話ができない赤ちゃんの頃から、その子が見てるもの、やってる動作をあえて言葉にして伝えたり、ごっこ遊びに参加して、文脈がおかしい時は、正しい表現でさり気なく言い直したり。日々のこの繰り返しと積み重ねは、本当にやってよかったと感じています。(今も、継続中です)
変な話、日本で生活をしていた時よりも、日本語を意識しています。調べることもあります。
同じような事を、英語では、ダディやグランマ達が、子供達に赤ちゃんの頃からアプローチしてきたので、二言語ともバランスよく成長できたかなあ。。と、感じています。
親が2ヶ国語以上を堪能に使いこなせる方達もいると思いますが、その場合は英語で話す時は、最後まで英語、日本語で話す時は、最後まで日本語。文脈にできるだけ、他言語を混ぜない。事を徹底するだけでも、そこから習得できることが沢山あるんじゃないかな。
バランスよくバイリンガルに育ってる子達の言葉を聞いていると、英語由来でカタカナで表記されるような言葉も、英語の時はきちんとした英語表現で、日本語の時は発音やイントネーションも日本語的に使い分けてて、感心します。
どの言語であっても、一言語自分が伝えたい事をきちんと伝えられる言葉が確立していれば(特にそれが住んでいる国の言葉であれば)、学習面での大きな問題はないそうですが、一番問題なのが、どの言語も中途半端に習得している状態で、年齢を重ねても、きちんと自分の気持ちや意見を相手に伝えられない状態になってしまうことだそうです。
そうなると、子供が大変な思いをするし、学習能力が身に付かなくて、その子本来が持っている能力も上手に引き出せないなんて事になったらとても気の毒。
それと、ずいぶん前のブログにも似たような事書いたけど、毎日テレビやビデオから言葉を聞かせるよりは、その言葉を母語として話す人に、週2回でも直接的に触れ合ってもらう方が、習得率は高いと聞きました。
我が家は3歳近くまで、刺激が強すぎるかなと思って、できるだけ映像物は避けて来ましたが、メディアを使う時は、毎回違う番組を見せるよりは、ビデオのように「同じものを繰り返し見聞きする」と、効果的に言語習得につながるなと感じています。子供が繰りかえし同じ絵本を読んでもらって、表現を覚えてしまうように、ビデオや映画も同じ物をよく飽きずに何度も見るなあ。。と大人的には思うかもしれませんが、それでいいのだと思います。
きっと、気がついた時、やろうと思った時は いつでもチャンスだし、いつからでも学習はできるのだと思うけど、脳みそのやわらかく、失敗に対するプライドがまだあまりない低年齢のうちに、やらされてる感を与えることなく、自然にアプローチしていけると、お互いストレスも少なく言語習得していくように感じます。
赤ちゃんや、小さい子達とのコミュニケーションて、大事だね。
よく聞いてみると、乱暴な崩れたしゃべりというよりは、丁寧に話そうとして空回り。。とか、選ぶ言葉や使い方がなんかおかしい。。でも一生懸命さはかわいいところもある感じ。
ずいぶん前に、日本語の継承セミナーで「ダブルリミテッド」について話を聞いたことがあり、言語が目覚ましく成長する生まれてから最初の数年の間に、それぞれの言語をきちんと習得していかないと、どちらも中途半場で、周りに伝わりにくい本人特有の言語になってしまうという内容でした。
これは本人にとってとても気の毒で、自分が言いたいことが周りに伝わらないから、本人も苦しいし、そういう事を知識として知らない人ばかりに囲まれてしまうと、からかわれて嫌な経験をしたり、その後の学習へも影響が出るとか。
彼女のすごいなと思う所は、公共のメディアでいじられても怒ったり、投げやりになったりしないこと。そして、ある番組の司会者の方は、知っててあえてそう対応してるのかわかりませんが、上手な返しだなあ。。と思うのが、彼女が話した事を聞いていて、周りの人がわかるように、「こうこう、こうだったんだな」と、笑いをまじえながら、さりげなく正しい表現で言い直しをしている事。
この対応は、彼女にとって必要な事だと感じていて、その場でも彼女自身が正しい表現を聞く機会になるし、録画を見直せば、勉強になるし、彼女にとって この司会者とトーク番組に出ることは、きっとプラスになっているんじゃないかなと、番組をみて感じました。
本当は、もっと小さい頃に、この司会者のように対応してくれる大人が周りにもっといたらよかったのかもね。
私が見聞きしたり、自分の経験からの情報ですが、言語の習得は「その言語を母語として使える人から どれだけ言語のシャワーを浴びる機会に恵まれたか」が、それぞれの言語の基盤を築くことと関係があると感じます。
一人一言語。という言葉も聞いたことがあります。人によっては、生まれて来た子供は まず一言語を習得すると解釈している人も多いのかなと感じますが、私はむしろ
「その子へ働きかける側の言語は一人一言語」とう意味なんじゃないかなと思っています。
我が家の場合、もし私が英語で子育てをしたら、自分自身が知っている言葉や表現が限られているので、会話が広がらないし、間違えた表現を伝えてしまうリスクがあります。
カナダで生活してると、絶対量として日本語を聞く機会は英語ほどありませんが、日本語も習得して欲しいなと思って、私は子供達には生まれた時から100%日本語で接して来ています。そして意識的に沢山の日本語シャワーを浴びせて来ました。歌を歌ったり、絵本をたくさん読んだり、まだ話ができない赤ちゃんの頃から、その子が見てるもの、やってる動作をあえて言葉にして伝えたり、ごっこ遊びに参加して、文脈がおかしい時は、正しい表現でさり気なく言い直したり。日々のこの繰り返しと積み重ねは、本当にやってよかったと感じています。(今も、継続中です)
変な話、日本で生活をしていた時よりも、日本語を意識しています。調べることもあります。
同じような事を、英語では、ダディやグランマ達が、子供達に赤ちゃんの頃からアプローチしてきたので、二言語ともバランスよく成長できたかなあ。。と、感じています。
親が2ヶ国語以上を堪能に使いこなせる方達もいると思いますが、その場合は英語で話す時は、最後まで英語、日本語で話す時は、最後まで日本語。文脈にできるだけ、他言語を混ぜない。事を徹底するだけでも、そこから習得できることが沢山あるんじゃないかな。
バランスよくバイリンガルに育ってる子達の言葉を聞いていると、英語由来でカタカナで表記されるような言葉も、英語の時はきちんとした英語表現で、日本語の時は発音やイントネーションも日本語的に使い分けてて、感心します。
どの言語であっても、一言語自分が伝えたい事をきちんと伝えられる言葉が確立していれば(特にそれが住んでいる国の言葉であれば)、学習面での大きな問題はないそうですが、一番問題なのが、どの言語も中途半端に習得している状態で、年齢を重ねても、きちんと自分の気持ちや意見を相手に伝えられない状態になってしまうことだそうです。
そうなると、子供が大変な思いをするし、学習能力が身に付かなくて、その子本来が持っている能力も上手に引き出せないなんて事になったらとても気の毒。
それと、ずいぶん前のブログにも似たような事書いたけど、毎日テレビやビデオから言葉を聞かせるよりは、その言葉を母語として話す人に、週2回でも直接的に触れ合ってもらう方が、習得率は高いと聞きました。
我が家は3歳近くまで、刺激が強すぎるかなと思って、できるだけ映像物は避けて来ましたが、メディアを使う時は、毎回違う番組を見せるよりは、ビデオのように「同じものを繰り返し見聞きする」と、効果的に言語習得につながるなと感じています。子供が繰りかえし同じ絵本を読んでもらって、表現を覚えてしまうように、ビデオや映画も同じ物をよく飽きずに何度も見るなあ。。と大人的には思うかもしれませんが、それでいいのだと思います。
きっと、気がついた時、やろうと思った時は いつでもチャンスだし、いつからでも学習はできるのだと思うけど、脳みそのやわらかく、失敗に対するプライドがまだあまりない低年齢のうちに、やらされてる感を与えることなく、自然にアプローチしていけると、お互いストレスも少なく言語習得していくように感じます。
赤ちゃんや、小さい子達とのコミュニケーションて、大事だね。