個人の力ではどうにもできないため息の出てしまう事だけど、人の命の重みを想像できない、自分が特別な存在と勘違いをしてるかのような発言で 他人の日常を脅かし、破壊し、何か都合の悪いことは他人のせい。根拠のない嘘の発言で世間を引っ掻き回す。 しかも、そういう人達を支持する人達も一定数いて、国のリーダーに選出されてしまう人もいる。
何なんだろう。。。。
何でなんだろう。。。
自分でどうにもできないことに時間と思考を使ってしまうのはもったいない事と思いながらも考えてしまう中、最近読んでいる本がこちらの旧バージョンで、世間のお騒がせと毒になる親に関係があるように感じた事があるので書きます
これは完全版らしく、旧バージョンの文庫本でページ数の都合で省略されてしまった分も追加されたバージョンのようです
私が読んでいるのは旧バージョンですが、それでも十分過ぎるほど内容は濃い。
保守的な考えが強い人、リベラルな考えが強い人。その思考が形成される背景に「家庭」からの影響は外せないのではないかと。
優しくされた経験のない人が、他人に優しくするのは難しい
ありがとうと言われたことのない人が、他人にありがとうと伝えるのは難しい
生まれた我が子に対し、他人の子供に対し、大人と比べて様々なスキルは未発達だったとしても、それぞれが大人である自分と同じように考えがあり、気持ちがあり、「自分と相手が違う考えや感覚を持つ事はおかしいことではないよ」と、子供の意見にも耳を傾ける姿勢と、その子の年齢なりの考えを1人の人間として尊重し合える環境で育った子供が大人になった姿と。。。
子供の頃から一番理解してほしい、一番そのままを受け止めてほしい家族から、自分の言動をポジティブに受け止めてもらえる経験が乏しく、子供は未熟で何もできない存在だから親の言うことを聞いていれば良い。口ごたえなど許されず、親のいう事に従うことを求められ、従わない場合は 何かしらの罰を与えられるようなコントロール(親に言動を支配される)環境で育った子供が大人になった姿
これを想像すると、後者は心の中に、長期に渡って蓄積された「自分が理解されない/自分の存在価値を評価されない」というようなネガティブに感じるフラストレーションがたまっているであろう事が想像できます
大人も子供も頑張ったことを褒めてもらえたら嬉しいだろうし、自分の意見を問答無用で否定されるよりは、「そういう考え方もあるね」と聞いてもらえたら嬉しいものではないでしょうか
しかも、「家族」というのは生まれた時からそこにある存在で、著者のスーザンは「システム」という表現を使っていますが、切りたくても簡単に切れない暗黙のつながりに縛られてしまう存在でもある。
産んでくれた、育ててくれた。そんな恩義から おかしいと思っていても完全に切り離したり、否定をする事が難しい。意見を言うことで関係性にヒビが入ると、子供本人が「罪悪感」に苦しむ。それがわかるから、見てみぬふりをしたり、耐えなくて良い事に耐えてしまう。
もしも、これを読んでくれている方が、自分の幼少期からを振り返り、今の自分の家庭に向き合い、おかしいと思っていたけど「そういうものだ」と言い聞かせてきた。もしかしたら自分は毒親かもしれない。自分の親はもしかしたら毒親かもしれない。実はわかっているけれど、向き合うのが怖い、その苦しさから抜け出せない。そう感じている方達がいたら、ぜひ一読をおすすめする1冊です
本の中で、まず自分自身に何が必要か。どう気持ちの整理をし、家族との折り合いをつけていくか。大事なことが書かれています。 本の中でも特にトラウマ的な体験がある人は 専門家の伴走が必要である事などもかかれています。なぜなら気持ちが晴れやかに整う前には、必ず過去の苦しかった状況や気持ちと向き合う時間が必要になり、それは当事者にとってとても辛いことだから。
またそれはきっと自分の過去の人生を否定する。ような気持ちになってしまう方もいるのかもしれません。でもこの毒親世代連鎖を止めるには、「止めたい」と思った人自身が適切に向き合って止める事が、次世代に連鎖させない適切な方法のようです
またそれはきっと自分の過去の人生を否定する。ような気持ちになってしまう方もいるのかもしれません。でもこの毒親世代連鎖を止めるには、「止めたい」と思った人自身が適切に向き合って止める事が、次世代に連鎖させない適切な方法のようです
そしてこの本を読んでいて、私が感じた事が、世の中でお騒がせしている国のリーダー達自身も毒親であり、毒親に育てられたのではないかと。
だから、心に積もったフラストレーション、怒り、悲しみ、寂しさ、本当は一番にそのままの自分の姿を考えを受けとめて欲しかった親達に それをしてもらえなかった気持ちを、大人になった今(おじいさん世代になっても)「俺はすごいんだよ! 俺はこんな事できちゃうんだよ!ほめてくれよ!認めてくれよ!」という心の叫びが歪んだ思考で過激に表現され、同じような気持ちを抱えて苦しんでいる人達が、そんなリーダー達の発言に賛同して 同じように叫んでいるようにも思えてきてしまったのです
そう思うと、彼らはお金や権力はあっても 心が乏しい寂しさを抱えた人達なのかもしれない。 だからと言って、誰かの日常が脅かされるような事をして良いとは思わないですけどね。
だけど。。叫んでも、誰かを貶めても、権力という力を使って集団を支配できたとしても、その人達の心が満たされることはないんじゃないかな。。。。だからどんどんエスカレートしているのかな。。。なんて思ってます
できる事なら戦争という取り返しのつかない事になる前に、国のリーダーこそ 自分自身の心と向き合ってほしいですね。。。
国のリーダーになるなら、他国に権力を見せつけ合ったり、他国の領土に興味を示す前に、自国の問題を他国のせいにするのではなく、国内で抱える様々な問題にこそ向き合い、自国でできる事、他国と協働できることと、ポジティブに外交できる人柄のリーダー達であれば 世界はもっと穏やかな日々を過ごせるのではないかなあ。
人の前に立つ前に、自分自身の心の奥に潜む本当の気持ちと向き合ってほしいものです。それができないから、自分に起こる事も他人のせいにしてしまう。自国に起こっている問題も他国のせいにしてしまう。。
個人の力ではどうにもできないんですけどね。
おまけ。上記で紹介した本のAmazonの紹介文をそのままコピー(毒親連鎖に困っている方がいたら、一読おすすめです) オリジナルは英語版のはず!頭に思いつくいくつかの家族達にも読んでほしい。。。
”あなたはもう親を許さなくていい。
親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。
傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。
カウンセリングの現場から発想された“現実の希望"にみちた一冊!”
親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。
傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。
カウンセリングの現場から発想された“現実の希望"にみちた一冊!”
親からの干渉の他に、宗教による干渉によって、自分の本音が罪となり、自分にネガティブな事が起こってしまうことを恐れて踏み出せない人も、読んでみる価値のある本だと思います。 実際の事例が出ています。