子供の大切な発達ポイントの1つに「感情、情緒」の理解と発達があります
社会性を育む上でも大切な発達ポイント。
よほど相手の顔色に敏感なお子さんでなければ、「相手の気持ちを理解する」のがきちんと理解できるは、だいぶ後で、小学校低学年でもまだまだ わかってるようでわかってない子が多くても仕方がない。まだまだ自分が中心。
状況を察するなんて事は、かなり高度。小学校高学年くらいで少しずつ出来る子が増えてくるくらい。
状況を察するなんて事は、かなり高度。小学校高学年くらいで少しずつ出来る子が増えてくるくらい。
大人でも苦手な人はいますよね。
自分が相手にされた事はしっかり覚えていて、主張もしっかりしているけど、あれ?同じような事、別の子にしてるけど?その矛盾には気がついていない?
それ、自分の感覚では楽しいのかもしれないけれど、相手はそう思ってないと思うよ〜。
そう言う事、なかなか伝わらないなあ〜。自分勝手だなあ〜。子供だな〜。って、そう、子供なのよ〜!!!発達、成長中なのよ〜。
だから、周りの大人たちは、根気よく、「こういう気持ちだったんだね」「こういう時は、こう言ってみるといいと思うよ」「相手は、こう感じたと思うよ」などと、感情の気づきや、感情コントロールに適切な対処法を丁寧に都度伝え続けるのが、子供気質によっては時間がかかるけれど、大人になるまでに感情のコントロールを取得してくれることをゴールにするなら結果的には近道かなと思います。
付き合う、向き合う大人達は、かなり根気が必要ですよね。。。
私はお仕事で、2歳、3歳くらいのお子さん達と接する機会が多いです。
これくらいの年齢の子達は、まず「感情の種類」や「自分の気持ち」を知る事からはじまります。
「自分の気持ちを知る」のはとても大切。でも、この今感じている気持ちがどういうものなのか、経験も表現力も乏しい年齢の子達はよくわからない。
なので、その感情になったであろう時に その気持ちにあう言葉をかけてあげるのがおすすめです。
「痛かったね」「悲しかったね」「嬉しいね」「楽しいね」「気持ちがいいね」「それは嫌だったね。」「悔しかったね」など。
そうすると、子供は自分の気持ちを理解し、だんだん言葉でも表現できるようになってきます。
私はよくお子さん達に頼まれて、色々な表情の顔を描く事があります
この時はアンパンマンで。 もしかしたら、これが1つの先入観を植え込んでしまう可能性も無きにしも非ずですが、「笑ってる/泣いてる/怒ってる/びっくりしている」などの表情を描いて欲しいと頼まれます。
この、私が描く表情も関係があったかな。。とも思うのですが、先日2歳のお子さんとの会話で、興味深い事がありました
「いぬのおまわりさん」を歌い、この絵を見ながら、
「猫さんどうしたのかな」と聞くと「泣いてる」
「鳥さん達どうしたのかな」と聞くと「困ってる」
「犬さんどうしたのかな」と聞くと 「笑ってる」
ん??? もう一度聞いても「笑ってる」
汗の部分は、何て言ってたか忘れてしまったけど、雨が降ってきた。と言ったような気がします。
私は「犬のおまわりさん=困ってる」からも、困った汗からも、困っているという事が表現されていると理解できるけど、2歳のお子さんには「笑っている」ように見える。
でも、こうしてみると、確かに笑ってるようにも見えますよね
なので、この年齢のお子さんがみんなそうなのかはわかりませんが、少なくともこのお子さんは、今の段階では「目と口元」の形から、笑っている、泣いている、困っているを判断しているのかなと思いました。
私はとても面白いな〜と思ったんです
今コロナの感染防止対策で、多くの人達がマスクをしています
これは、「目の表情」を意識して接しないと、口元が見えない状況では、
低年齢のお子さん達が、感情に伴う表情の認識を学ぶ機会も減ってしまうのだなと感じました。
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