今日から2月。
矛盾や見当違いな発言をしている事に当人は本当に気が付かず、自分は正しいことを言っていると思っているのか不思議でならない隣国大統領からの発言の数々。
振り回されたくないけど、毎日のようにニュースに飛び込んでくるのね。メディアからの影響&彼の特技「フラストレーションを相手に与えて、平穏な心をかき乱す術!?」に飲まれないように気をつけたい。
今日はカナダからアメリカへの輸入品に25%の関税をかけると発表しました
これはつまり、今まで$10でメイプルシロップを購入していたアメリカのお店は$12.5での購入となり、$2.5をアメリカ政府に支払う事になる。
そうなれば、アメリカ人達はカナダから物を買うよりも国内でなんとかしようとするだろう。つまりカナダからの製品非売運動&カナダへの経済にダメージを与える。そして経済的に弱った国を合衆国のもう1つの州にしてしまおう。というのが単純理解でございます。
(あ、ちなみに51番目の州になりたいなんて思っているカナダ人は稀であって、そう思っているのは隣国大統領の信者だと思うので、そちらへ移民したらいいよね。この件ですら 彼の国内信者達は信じてしまうだろうから恐ろしい)
関税の話に戻ると、だったらカナダはアメリカ以外の国と貿易したらいいんじゃない?と、いう考えもあるかもしれなし、実際そうする部分も出てくるのだと思いますが、カナダ、アメリカ、メキシコは長い、長〜い年月をかけて、お互いに可能な限りの良好関係を築きながら、ビジネスの上でも協働してきた歴史があり、それを大統領という権限を使って一方的に崩す発言は受け入れ難い。と、彼の信者を除く多くのアメリカや隣国に住む人達、その関係者は感じているのではないでしょうか
しかも今回の関税案の発端は、隣国大統領が懸念している「違法薬物のアメリカへの流入」がカナダ側のセキュリティのせいだとのことで(ここでも他責全開)、この関税を実施する事でカナダからの物流を減らす=薬物流入を減らす。と発言しているようだけれど、「薬物流入が懸念事項であるならば」と、カナダ側はそれに対してのセキュリティを今以上に強化する事や、それに対しての予算も出している。だから、両国が長年築き上げてきた関係にヒビを入れるようなメリットにならないお馬鹿な発言は撤回しましょうよ。と申し立てたけど、歩み寄りはなく4日から25%の関税をかける事を決定
車の生産にしても、例え工場がアメリカ国内にあり、自国で全てを生産するにしても必要な原料、労働力、その製造ラインを安全、確実に、質を高めて軌道に乗せるのは短期間で簡単にできることではないと、私ですら想像できるのに。
実際は車を1台を作るにも、その車を作る部品、その部品を製造する為の部品や材料を海外から輸入して1つの物を作っている。そしてカナダ、メキシコ、アメリカはそれぞれの国の企業、工場、労働者達と協働して生産しているのに。。
カナダやメキシコからの輸入品に関税をかけたら、アメリカから両国への輸入品にも関税がかかるのは明らか。そんな事を繰り返せば経営が厳しくなる企業が出てくる事や最終的に製品の値段が今以上に上がるのも明らか。
これはアメリカ人にとってメリットは本当にあるの!?
しばらく様子見。となるのでしょうが、長い年月をかけて多くの人達が関わり築き上げてきた関係性とその産業、そこにある生活を破壊するような言動は、爆弾のように物理的な破壊行為ではなくても戦争行為と言われても仕方ないですね。
想像力と共感力が足りない人がリーダーって企業も国も厄介だ。
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