☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

カナダの進学システムで良いなと感じたこと

2023-12-28 | 学校関係
今日本は受験シーズンですよね。多くの受験生が次の進学先を目指して頑張っておられると思います

日本では教師を目指す人は、教育学部(他の学部でも教科によっては教員免許が取れたと思いますが)
医師を目指す人は医学部。を受験して合格することで、その道が開けるのが一般的なのかな思いますが、その選択を、わずか15歳ちょっとの高校時代に決めないとならない。って、かなりストレスな事だと思いませんか。

また、その受験のために、貴重な子供時代の多くの時間と家族のお金を 机上での学習に費やさないとならない制度になっている
また、今は別の入試方法も導入されているのかもしれませんが、テストの問題に筆記で回答できるかどうかが、採点の主な基準となり、そこで偏差値という数字で学校がランキングまでされている。偏差値の数字で、世間はその人の才能や頭の良さを評価しようとさえする傾向にある。

この受験制度を大きく変えることは、受験業界にとってはマイナスでしょうし、思い切って現状を変えていく勇気のある政治家でも現れないと、制度そのものは無くならないかもしれませんね。。。

この辺りは、書き出すと止まらなくなりそうなので、今日はやめておきます。

参考までに、カナダは大学進学は、基本、高校最後の1、2年間(11年生と12年生)の学校の成績と、生徒の興味関心や課外活動、などによって、大学側が入学の可否を判断するそうです
またカナダの高校は地域ボランティアへの参加も卒業資格に含まれているので、必ず何かしらの社会とつながる経験を学生時代にすることが求められています。これはとても良い活動だと個人的に感じています

また、教育学部、医学部には、高校からストレートで進むのではなく
4年生の大学卒業の資格を得た人が、先生になる為にTeachers collegeへ2−3年間 通うそうです
なので、約6年間の学生生活を卒業して、先生なる。

同様に、お医者さんを目指す人も、まず4年生の大学を卒業してから、医学部へ進学するそうなんです

だから、4年間の大学生活を通して、高校時代よりも交友が広がり、社会経験も増え、精神的にも成長をする中、自分はさらに学問に励み、教師や医師になるために勉強を続ける意欲があるのかどうか、20歳過ぎのもう少し将来を現実的に考えられる年齢になってから、自分で選択していけるというのは、精神の発達段階においても、理にかなっているように思うんです

このカナダの教育制度と比較してしまうと日本の中学、高校生達は将来へのプレッシャーもすごくあるのではないか。。。なんて思ってしまうのは私だけ??

だってさ、大学に入るまでに、自分がやりたい事や自分自身について考えたり感じる経験よりも、受験勉強を最優先して、ものすごーーーーーーーーい 時間と努力を重ねて、医学部や教育学部に入ってみたけれど、やっぱり違うかも・・・これ以上勉強しんどいかも。。と思う時が来てしまった際に、受験に費やした時間と費用を思い切って捨てる選択って。。。。勇気がいるよね。

逆に、ひとまず4年間頑張って卒業をした後に、将来の方向性が見えてきてから次へ進学したり、社会人経験を通じて 先生や医師を目指したいという気持ちが強くなったら、4年生大学を卒業しているから、その次のステップから再スタートが可能なんですね。 医師が実際何年かかるのかわかりませんが、先生は2−3年と聞いています。

もちろん、学部によってはその4年間卒業で、社会人になる学部もたくさんありますけどね。

大学4年間の勉強をこなすのも、すごーーーく大変で、ストレスも多い日々が続くと思うので、その日々を卒業まで頑張れるように、これから進学を目指す高校生達には、ぜひ「自分の好き」や「興味」を探って、それに関する学部に進む事をおすすめします

カレッジも身につけたい専門の知識と能力を 卒業後の仕事に活かすために、「自分の好き」や「興味」を知る事で、学びを深め、追求していけると思います。

子供も、大人も、学びのベースには「興味と関心」があると良き学びにつながると、私自身の経験と、自分の子供達の様子を見ていて感じました



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