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歌詞 5 の風景
1927年の出来事に文部省唱歌「鎌倉」の作詞者が
亡くなっている。
現在の鎌倉を訪れたことがない方には、「鎌倉」の歌詞が
理解しにくいかもしれませんが(そう思うのは私だけかもしれません!)
1番から8番までの歌詞に、
七里ヶ浜海岸から、八幡宮に至るまでの、景色がありありと浮んできます。
1
7里ヶ浜のいそ伝い
稲村ヶ崎名将の
剣投ぜし古戦場
2
極楽寺坂越え行けば
長谷観音の堂近く
露座の大仏おわします
3
由比ヶ浜辺を右に見て
雪の下村過ぎ行けば
八幡宮の御社
4
上がるや石のきざはしの
左に高き大銀杏
問わばや遠き世々の跡
5
若宮堂の舞の袖
静のおだまきくりかえし
かえせし人をしのびつつ
6
鎌倉宮にもうでては
尽きせぬ親王のみ恨みに
悲憤の涙わきぬべし
7
歴史は長き七百年
興亡すべてゆめに似て
英雄墓は苔蒸しぬ
8
建長円覚古寺の
山門高き松風に
昔の音やこもるらん
この歌は明治43年の「尋常小学読本唱歌」に掲載されたもので
文部省唱歌となっているが、作曲者は不詳らしいのですが、
作詞者は芳賀矢一(1868~1927)
福井県生まれで、東大教授、国学院学長。
社会教育に力を注いだ国文学者です。
歌詞 2 の長谷寺風景です
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仕事先の事務員さんに「無免許で車に乗るつもりですか?」
と言われ、「?」
明日は車の免許更新タイムリミット、一週間前で出かけることにしました。