春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

蜜より蜜!・・・・たまには初恋の味・ね!

2016-06-26 21:20:15 | Extra




アカシヤの蜂蜜を・・・こうして・・スプーンですくってと・・・。
付ける筈のパンがない。
側に置いたのは渦を巻いた広告の蚊取り線香の箱。
そのまま、口に入れたが「甘すぎる」

(大正8年)1919年、節三がアメリカに渡った年だけど、
口にしないで異国へ行ってしまった。
7月、七夕の祭り日に、空色に白の水玉の包み紙。
「初恋の味」のキャッチフレーズ、「カルピスが発売された。
空色に水玉はその誕生を記念して、
天の川ー銀河の流星を形どったもの。
第一次大戦のブームで、好景気の日本、
陽気で弾んだ、人々の心にぴったりマッチしたちまち全国に広がった。

大正12年1923年は関東大震災の年。
震災直後の殺風景で、すさんだ人々の心を和ませたのが、
ドイツの図案家がデザインした、黒人が首を傾げて飲むポスター。
このポスターが東京三越をはじめ、異常なほどの反響が・・・・。

この文章{『趣味の飲食物史料』昭和7年・1932年刊}よりです。

飲んで空を見上げる、さわやかさ・・・・か。
明日は都心まで、「来い」との勅令。身も細る心地での今宵です。

明日の帰りはカルピスでも・・・でも、昔のカルピスならなぁ~口に合うけど・・・。
また、あした!

{慕情・ジェニファー・ジョーンズ}

コメント (2)
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機微!こんなばかりでは、く・る・し・い!・・・・ルーシー!

2016-06-26 15:31:00 | Extra

1929年大節三がイタリアで遭遇した、妻・ルーシー・バニング・ロッスの「死」
マスコミのバッシングをよそに、蜜月を満喫していた矢先の出来事。
「突然」の「驚愕」は、徐々に深い悲しみと言いようのない、「心の置き場所」を
失っていきそうになるのでしょう!

私が、「父の死」を知ったのは、日本の港に着き、巷に繰り出した
数歩後に呼び止められた「姉からの電話」
機関室の油臭い体で、ボクサーバックに詰めたのは、港で待っていた、
年上の女性からの分厚い手紙の束。
始発電車まで俳諧した、ネオン街での息苦しい想い。

船に乗るまでの
砂川・佐世保・羽田・王子・新宿・思想運動の闘争は
父の死で、吹っ切れた。
捕まると母が迎えに来て、父は、徳利の酒を黙って注いだ記憶がある。
父の別れで、船を降り、船乗りは憧れだけの今なのだが、
6人家族、その母も長兄も見送ることができなかった。


ハン・イースンの自伝。
新聞記者の恋人を待つイースン・朝鮮戦争での悲劇は、
寡黙で、世間とも戦い、愛した妻の突然の死を
直面した節三の切なさに重なります。

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