愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

猫面魚

2008年10月22日 | たっちーの部屋
宮城県内にある緒絶川上流。散歩中のお祖母さんが、ふと川に視線を向けると、そこには顔がにゃんこそっくりの金色の鯉。
「なんじゃぁ~こりゃぁ~」(松田優作のジーパン風)とびっくり仰天。幸い(?)にもこのおばあさんの趣味は写真撮影で、カメラを持っていたことから撮影を開始。体長は50センチちょっとだそうで、その鯉の姿が「猫面魚」現る!?として、河北新報に掲載されています。
それにしても「猫面魚」って、あまりにもこじつけたような…と思ったのですが、岐阜県各務原市の権現山の麓の「伊吹の滝」の向かいにある池は、猫面魚のメッカとのこと。さらに、この池の猫面魚にかかわる伝説まであるんです。
その伝説とは…。むかーし、昔のことじゃった(市原悦子風)。あるところに、とっても大きいなにゃんこがおったんだそうな。
にゃんこの大好物は鯉。お腹がすくと、池の鯉を取ってむしゃむしゃむしゃむしゃ…。でも、このにゃんこ、身体が大きい分だけ、動きがゆっくりなもんで、鯉をお腹いっぱいになるまでとることはできんじゃった。そんなもんだから、いーっつも「いつか、お腹いっぱい鯉を食べていなぁ」と思っていたんだとさ。
そんなある日、このにゃんこは池の水神様とご対面。こともあろうに水神様に「この池の鯉を腹いーっぱい食べさせて下さらんか」とお願いしたんだそうな。
それを聞いた水神様はびっくり。鯉は神様の遣いじゃったんじゃ。このままでは、いつか鯉が大きなにゃんこに食べつくされてしまうと思った水神様。一計を案じて、にゃんこにこういうたんだそうな。
「よろしい。ただし、鯉を捕まえるためには泳げなくてはならんぞ。そうだ、顔はそのままで体だけ鯉にしてあげよう」
「それはいい、水神様! ありがとうございます。是非、お願いします」
 にゃんこは大喜び。早速、身体を鯉にしてもらって、池の中にざぶーん。
「よーし、お腹いっぱいになるまで食べてやるぞぉ~」と思っていたのですが、自分も鯉になったもんじゃから、食べたい気持ちがなくなってしもうた。そのうち、すっかり他の鯉と友達になってしもうたんだそうな。
こうして、今も猫面魚は清い水の中で楽しく平和に暮らしているんだとさ。
めでたし、めでたし…というもの。
さらに、この猫面魚。近年では、夜中に立って歩いている姿を目撃したという、とっても笑える…もとい、とっても怖いお話もあります。それにしても、にゃんこでさえ立っては歩かないのに、たって歩く猫面魚ってすでににゃんこを超えた?
ちなみに今回写真は、キジロウの寝姿。意味はありませんが、かわいかったので乗せてみました(飼い主バカですいません)。
コメント (4)
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