2月1日、西子の命日の夜に夢を見た。
夢の中で、僕は怒っていた。相手は西子だ。
「なんでいっちゃうんだよ。いくなよ」
西子は何も言わない。
「いくなよ」を何度も繰り返した。
西子はどんな顔をしていただろう。思い出せない。
「いくなって言ってるだろ! いくな!」
何度目かの「いくな!」で、目を覚ました。
近くに西子がいたような気がした。
命日だったので、ちょっと様子を見に来ていたのかもしれない。
それとも、飼い主を心配して1年間は近くにいたのかもしれない。
せっかく夢の中で逢えたのに、怒っちゃったね。
ごめんね、西子。今度、夢で逢ったら、西子の大好きだった膝の上で休んでもらわないとね。