愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

サツキという名前の猫

2012年04月13日 | 西子

先日、高円寺にある猫雑貨&猫ギャラリー「猫の額」の2階別館で写真家の小西修さんの写真展が開催されていたので、足を運びました。

小西さんは、多摩川の土手で長年にわたり捨てられてしまった動物たちのお世話に奔走していらっしゃいます。映画「犬と猫と人間と」にもご夫婦で出演しているので、ご存知の方も多いと思います。

小西さんが撮影する多摩川の猫の多くは、いわば不遇の生涯を生き抜いた、あるいは思いがけずに命を奪われています。

写真を通じて猫たちが全身で訴えます。

「私たち、僕たちは何か悪いことをしたの?」

「なんで人間とともに生きることを前提に生を受けたのに、人間に疎まれなければいけないの?」

でも、そんな猫たちを救うことができるのも、また人間なのです。

そんな矛盾を感じつつ視線を移していくと、「サツキ」という名前の猫の写真に目がとまりました。

柄はまったく違いますが、丸くて大きな目と大きな耳が西子とダブりました(写真は阿佐ヶ谷に住んでいたころの西子です)。

さらにサツキのあまりにも悲惨な最期にやりきれない気持ちでいっぱいになりました。

「猫たちの瞳には、人間という生き物はどのように映っているんだろう」と思いながら、ふっと考えました。

「そうだ! 今度、生活を共にする猫がメスにゃんだったら、サツキって名前にしよう。そして、悲惨な形で生涯を終えた多摩川のサツキの分まで、力いっぱいかわいがって、舐めるようにかわいがって、大事に大切に育てて、長生きしてもらおう」

実際に、その時が訪れるかはわかりません。それがどんな意味を持つのかもわかりません。でも、なんとなくそうしたいと思いました(実際にメスにゃんを飼ったらまた「2代目 西子」とか名づけたりするかも…)。

ちなみに、小西さんは映画の中では難しい表情ばかりだったので「気難しい方なのかも?」なんて思っていましたが柔和な優しい方でした。また、どこかで写真展を開催することがあったら足を運びたいと思います。

とっても、久しぶりの更新なのに、暗い話題ですみません。でもサツキを始めとした、小西さんがお世話をしている多摩川の猫たちのことを多くの方に「感じてほしい」と思って書きました。近々、キジロウネタもアップしようと思っています。ぼちぼちやります。よろしくお願いします。

コメント (2)
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