口内炎のため、昨年、日帰り入院で口の中を治療したわおん。その後は一度、病院に行きました。最近は、やや食欲にムラがありますが、今のところなんとか病院にはいかずに過ごしています。猛暑の続く最近は、板の間でろ~んと伸びていることも多くなりました。
そんなわおんですが、体調が落ち着いてきたせいか、最近、特にいろいろなことが気になるようです。
先日もいつものように「遊ぼー!」「構ってー!」とでもいうように「にゃおーん」「みゃおーん」を繰り返しながら、僕の足元に絡みついていたのですが、「にゃお……」と突然鳴き止んで動きを止め後ろを振り返ります。
何が起きたのかと思って、視線を追うとその先にはパートナーの姿。「なに? 何がそんなに気になるの?」と聴いても答えるはずもなく、そのままパートナーに視線を向けて、しばらく動きを止めていました。
別の日には僕の膝の上でゴロゴロ言っていたかと思うと、次の瞬間、ぴたりとゴロゴロが止まります。「どうした?」と思って、わおんの視線を追うと、その先にはのそのそと歩くキジロウの後ろ姿。次の瞬間、膝の上から弾けるように飛び出してキジロウを追い始めます。不意を突かれながらも勢いに押されて逃げるキジロウ。さらに追うわおん……。一体、何が気になったのか不明のまま、しばらく追いかけっこしてました。
もともと音にはひどく敏感で、膝の上でまったりしていても、わおん的に気になる音がすると、飛び出すこともしばしばでした。同じくらいの大きな音でも反応する音と反応しない音があったり、何を気にしているのか未だに分析しきれていません。
しかし、人間に分類されているうち、気になるのはパートナーのみ。パートナー曰く「わおんは、私をライバルだと思っている」とのこと。たしかに、たまにではあるもの「暑い……」といいながら、板の間ででろ~んとしていたり、猫化が著しい我が妻。もしかしたら、わおんの中では、我が家のヒエラルキーとして、キジロウ<パートナー<わおん、という位置づけかも? パートナーは、人間としての権威を回復する日は来るのか? ……板の間に寝ているようでは、永遠に来ないような気がする。