金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

陶芸教室の作品の繕い その3

2015-11-09 12:53:00 | 陶器の繕い例
定時制の城内(琴ノ浦)高校での陶芸作品が出来上がりました。
少し余裕のある一窯分です。


やはりトラブルがつきものです。
3点の繕いスタートです。
大きな亀裂が入った陶灯。
釉薬を沢山かけたための棚板にくっついて底の一部が割れた片口。
真っ二つの皿は素焼き時に割れてしまってものです。
この皿は繕いが容易なようにタルク白マット釉を選んでいます。


いつものようにアラルダイトで大急ぎで。


繕い完了です。
陶灯の繕い箇所分かりますか。

陶芸教室の作品の繕い その2

2015-11-09 12:49:48 | 陶器の繕い例
塚口総合センターの陶芸教室の作品で2点トラブルが。

この器の1辺が制作時に割れてしまったのですが、素焼き本焼きを終えてから接着させました。
割れ目もぴったりで。


割れた部分に「新うるし」で色付けして完成です。


そしてもう一点は、窯詰した時に棚板と接触していたようです。
1箇所、焦げ目が。
それをグラインターで削って「新うるし」で色を付けて完成です。

陶芸教室作品の繕い その1

2015-11-09 12:45:44 | 陶器の繕い例
どんどん作品が焼きあがりつつありますが、まだ写真には撮れていません。

でも、作品の引き渡しが迫っています。
上ノ島総合センターでの作品にこんな割れたものが。


他にも落として割ってしまった箸置きや、ほつが入った家の食器の蓋なども一緒に手入れです。


接着後、こんな風に色合わせです。
ピッタリの青色が「新うるし」にあって、この作品ラッキーですね。