昨日の午後は、川西の「パレット」での金繕い教室の「器再楽」の会でした。
今は月1回となってしまっていますが、最近は参加者が多くて大変です。
この日も丹波市の男性が新たに参加してくださって、9名。
その男性は陶芸と蕎麦打ちをされていて、口辺が欠けたものをたくさん持ってこられました。
工程がたくさんありますので、初心者の方にも説明しながらいろんな段階の処理の仕方を観てもらいます。
先ずはこの方、最後の仕上げの段階、木綿布でしっかりと磨いたあと、鯛の牙で磨いています。
びかっと光り出して大喜びですね。
そしてこちらの方は、ベースの接着を前回までに済ませて、黒艶漆を面相筆で。
細い線をきれいに引かれて。
そして、その後は銀の丸粉(3号)を蒔いています。
この方は、友人から依頼された品物の繕いをされている男性です。
黒艶漆を塗って、もう一つは最後の粉固めの処理を私が持ち帰ったものをこれから磨いて終了ですね。
この方は徹底して繕いの技を習得したいという方。
こちらも同じ。
この方は、この3点のベースができているので、漆を塗った後、錫、銀どうしょうかなと。
結局は、錫粉を蒔きました。
錫粉の場合、磨かないので、もう家に持ち帰って完成ですね。
この方はだいぶ遅れての参加。
銀粉を蒔いたものの粉固めまで終えていますので、磨く最終工程のみですね。
綺麗に光りましたね。
そして、こちらの方、徹底して金繕いの技を習得したいという女性、こんなにたくさんの繕いのあるものを金の丸粉で処理して。
家宝扱いしている器ですからと。
高くつきますが、1グラム入りのものをそのまま譲ってあげました。
どれぐらい使ったのかな。
このガラスの銚子も金粉で。
ガラスは難しいですね。
漆は透明漆を使うべきだったと反省です。
全体の写真はこの片づけている段階となってしまいました。
1時間貸館を延長して約3時間、大忙しの私です。
終わってからも何人かの方達と反省会。
何日もかけて漆を乾かす繕いをしてみて、なんか人生観が変わりましたと仰る方もおられて、なるほどと。
川西での「器再楽」の教室、熱心な方も参加しだしてこれからも楽しみですね。