金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その1

2022-09-09 16:40:50 | 金繕い教室「器再楽」

昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

 
私は小指をケガしているので漆が手についたら、洗いにくいので、慎重に。
 
この日の参加者は7名でした。
皆さん、楽しげで。

 

繕いの品物などを出してもらって。

 

徳利の口の部分はすでにベースの整形済み。

横の湯飲みは、2か所ひびが入っています。

 

ガラスの器が多かったですね。

反対側から見ても漆の色が目立たないやり方をします。

「新うるし」の本透明を破損部分に塗って、金属粉を蒔いておきます。

 

この器、大きなひびと、よく見ないとわからないひびが全体に及んでいます。

接着剤を裏側から置いていって、その上からヘアドライヤーで温めました。

 

その後本人が接着剤がよくくい込むように、広げたのですが、あれまあ、真っ二つに割れてしまいました。

 

これも一つの手法なんです。

この方が接着しやすいので。

 

この後、しっかりと接着させて、余分な接着剤はきれいに取り除いて、その後、テープで固定ですね。

 

ガラスの器はわずかに欠けただけの部分が多いので、この日は速乾性の接着剤をよく使用しました。

この磁器も同様に。

帰るまでに漆と金属粉の処理ができますね。

 

仕上げた品物も見せていただきました。

ガラスの器も綺麗に修復できていますね。

 

そして、この方は長い間取り組んだ品物です。

錫粉を蒔いて仕上げていますが、こんな物でも直せるんだという自信につながりますよね。

続きます。