昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。
私は小指をケガしているので漆が手についたら、洗いにくいので、慎重に。
この日の参加者は7名でした。
皆さん、楽しげで。
繕いの品物などを出してもらって。
徳利の口の部分はすでにベースの整形済み。
横の湯飲みは、2か所ひびが入っています。
ガラスの器が多かったですね。
反対側から見ても漆の色が目立たないやり方をします。
「新うるし」の本透明を破損部分に塗って、金属粉を蒔いておきます。
この器、大きなひびと、よく見ないとわからないひびが全体に及んでいます。
接着剤を裏側から置いていって、その上からヘアドライヤーで温めました。
その後本人が接着剤がよくくい込むように、広げたのですが、あれまあ、真っ二つに割れてしまいました。
これも一つの手法なんです。
この方が接着しやすいので。
この後、しっかりと接着させて、余分な接着剤はきれいに取り除いて、その後、テープで固定ですね。
ガラスの器はわずかに欠けただけの部分が多いので、この日は速乾性の接着剤をよく使用しました。
この磁器も同様に。
帰るまでに漆と金属粉の処理ができますね。
仕上げた品物も見せていただきました。
ガラスの器も綺麗に修復できていますね。
そして、この方は長い間取り組んだ品物です。
錫粉を蒔いて仕上げていますが、こんな物でも直せるんだという自信につながりますよね。
続きます。