金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その2

2022-09-10 16:01:18 | 金繕い教室「器再楽」

木曜日の教室の続きです。

 
皆さんの取り組んでいる様子です。
 
この方、前回から参加された方です。
カップのベースがきれいになっていないので、カッターナイフややすりで手入れをしてもらいました。

 

この方、少しだけ欠けたガラスのコップなどを沢山持参されて。

 

木っ端みじんのお皿を直された方。

このガラス飾りの製品も長く取り組んでおられます。

小さなミニルーターもお持ちで。

 

さて、私は次は漆を施す作業です。

弁柄漆です。

2カ所ベースの手入れが済んでいる湯飲み。

きれいに仕上げられていますね。

 

この日きれいに再手入れしていただいたカップも。

 

そして、この日速乾性の接着剤でベース作りをしたガラスの器も。

繕い箇所が2カ所あります。

 

この磁器も速乾性の接着剤でベース作りをしたもの。

これくらいの傷なら、速乾性でも。

 

このきれいなカップはよく手入れされていて。

 

ひびが入ったカ所へのこの細い線が難しいと。

でも、そろそろご自分でチャレンジしてもらいたいものです。

私のけがをした左小指も映っています。

 

これは、これまでに修理を終えているものですが、ほそい亀裂に新たに気が付いたと追加の処理の依頼です。

 

さあ、次は金属粉を蒔いていきます。

この金属粉、これまで知らなかったものです。

銀に金メッキを施した消粉で、仕上がりは金の消粉を蒔いたようになります。

値段は、銀の消粉より高価ですが、皆さんに人気があって。

メンバーの世話人が見つけてくれたものですが、新しい本にも載っていないものです。

 

いいですね。

 

この新しい金粉、私のものを使っていますが、材料費をいくらもらうかが難しいですね。

錫粉は無料で、処理してあげていますが、これまでも金粉を蒔いた場合などちょっと困っています。

必要な人は各自で購入しておいてもらい、それを使うのがいいでしょうね。

 

ガラスの器も仕上げです。

 

このカップが初めての繕いだというので、どうしても金の消粉を蒔いてほしいと。

いくら金粉代としてもらうかが難しいですね。

 

さっそく真綿で処理してもらった徳利。

とてもいい輝きですね。

写真のピントが合っていないのが残念。