金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いの依頼

2023-06-08 10:03:46 | 磁器の繕い例
ご近所の方からの繕いの依頼です。
よく依頼してくれますので、うんとお安くしています。
 
有田焼のお皿です。
10枚ほどセットでお持ちとか。

 

早速取り掛かりました。

麦漆での本格的な修理から始めようかとも思いましたが、手間が大変です。

 

それで今回も接着剤を使ってのスタートです。

その前に磁器は漆がはがれやすいので、破損部分をミニルーターで少し削って傷をつけて。

そして、翌日には黒艶漆を施して。

 

ついでに、ずっと以前に修復した妻自作のコーヒーカップの手入れもしてあげて。

 

30分程置いて、金属粉を蒔く作業。

錫粉でいいと言われたのですが、金の消し粉に似たもの(銀製) もあって、それを使ってみることにしました。

 

代用金の消し粉を蒔き終わって。

 

2日後、真綿できれいにして。

今日の午後、川西パレットでの「器再楽」では、施設の記念イベントがあって、見学や簡単な体験も依頼されていますので、もう少し漆を乾燥させないといけないのですが、この品物なども持参しましようかね。