ご近所の方からの繕いの依頼です。
よく依頼してくれますので、うんとお安くしています。
有田焼のお皿です。
10枚ほどセットでお持ちとか。
早速取り掛かりました。
麦漆での本格的な修理から始めようかとも思いましたが、手間が大変です。
それで今回も接着剤を使ってのスタートです。
その前に磁器は漆がはがれやすいので、破損部分をミニルーターで少し削って傷をつけて。
そして、翌日には黒艶漆を施して。
ついでに、ずっと以前に修復した妻自作のコーヒーカップの手入れもしてあげて。
30分程置いて、金属粉を蒔く作業。
錫粉でいいと言われたのですが、金の消し粉に似たもの(銀製) もあって、それを使ってみることにしました。
代用金の消し粉を蒔き終わって。
2日後、真綿できれいにして。
今日の午後、川西パレットでの「器再楽」では、施設の記念イベントがあって、見学や簡単な体験も依頼されていますので、もう少し漆を乾燥させないといけないのですが、この品物なども持参しましようかね。