前回のエントリーで、戦後、天皇・皇后が占領軍に利用されたこと、けなげに慰霊の旅を続けていたこと、沖縄の痛みに寄り添われ、辺野古に新基地が建設されることを悲しんでおられるのではないか、ということをお伝えしました。そういったことを深く考えてみる中で、自分の考えや言動を振り返ってみて、ズレているところがあれば修正することが真面目な営みではないかと思ったりします。
そういった営みをすることなく、自分に都合良く美化したり、論じたりするということは、単なる愚痴や井戸端会議の域を出るものではないように思えます。何より、天皇が平和を願っているなら、自分も平和を願う、それが天皇を慕う人の生き方ではないでしょうか。天皇が平和を願っているのに、戦争につながる争いごとをしようとしているのなら、それこそが不敬罪に当たるのではないかと考えてみるべきではないかと思います。
それは、何も人様に向けて説教しようとしているのではなく、イエス・キリストを慕う人が、キリストの愛と赦しの教えを慕うのと同じだからです。イエス・キリストを慕うと言いながら、その愛と赦しの教えに背を向けることを罪と言います。慕う、信じるということは、そういうことではないかと思います。
日本は、富士山もあるし、小さい島国で、昔から同調圧力と予定調和で「ほどほどに」上手くやって来たと言われます。それでも、北と南、蝦夷と琉球を「ほどほど」以上に痛めつけ、侵略しました。貴あれば賎ありで、被差別民を設けて社会の底辺に置き、人の嫌がる仕事をさせたり、中層民の不満のはけ口にしてきました。戦後、朝鮮に帰れなかった人たちを「在日」と呼び、社会の底辺に置きました。国内のことだけ見ても、そう思います。
西洋では、戦争に負けたら皆殺しか総奴隷という感じがします。そうなる理由もあるのだろうと思います。日本は、西洋と同じではないかもしれませんが、小さい島国なりに、外国に対して同じようなことをしてきたのではないかと思います。そんな過去の過ちを振り返り、もう二度と同じ過ちを繰り返さないような歩みができたとしたら、胸を張って「美しい国」と呼んでみたいと思います。
けれども、お金儲け中心主義者のグローバルエリートと呼ばれる人たちが、国境という壁を越えて、民族も文化も均一化して、ただお金儲けの論理のためにTPPを推進し、日本も入ってしまったが最後、日本は1%の富裕層と99%の奴隷が、アメリカに尽くす国になってしまうのではないかと思います。一億総活躍とは、そういう意味ではないでしょうか。しかし、所詮1%の富裕層も奴隷なんですが・・・。
ひところ、「移民を家政婦に」といったことを言い出す人がいました。日本で家政婦?といった違和感を尻目に、「移民に介護を」とも言い出しています。言い替えてみれば、外国人に仕事をさせろということですし、イメージされていることは、西洋の生活様式そのものです。考えてみれば、日本の現状に即したことではなく、西洋の誰かに言われた通りに発言しているということが段々とバレてきたような気がします。さすが正直者です。もしくは、日本の現状を知ろうともしない、理解もできない白痴です。
TPPに加入したならば、自国の農業を保護してはならないそうです。びっくり仰天です。確かに、一方の立場に立てば、国が保護したら競争力が増すので、商売上不利になるという理屈は分かります。ホントかって?TPPの契約書は分厚くて、誰も分からないそうです。それで、契約に違反したら、違反したと思われたら、訴えられるそうです。このサイトに、詳しく解説されていますので、ぜひ御覧になってください。その中で紹介されている苫米地さんの本を買って勉強してください。また、サイトにある動画を2本、貼り付けましたので、とりあえず動画だけでも御覧になってください。
日本は、素直で善良な人が多いと思いますが、無関心でいても知らないうちに世の中は変わってしまい、気がついたら奴隷にされていたと言っても過言でないような政策の進められ方です。自ら進んで奴隷になりたいという気概のある方はそのままで、奴隷になんかなりたくないと思う方は、動画を見てはいかがでしょうか。
TPPで日本撃沈されますよ。 その1
TPPで日本撃沈されますよ。その2