「互いに愛する」 ヨハネによる福音書 10章7~18節
親とは、自分の子どもを心から愛するものです。イエスさんは、神さまのことを「父よ」と呼びました。それは、神さまが人間を愛していることを伝えるために、神さまと人間が親子関係のようであることを教えているのです。同じようにイエスさんは、自分のことを「良い羊飼い」と呼びました。それは、イエスさんと人間が羊飼いと羊の関係であり、イエスさんが命を惜しまないほどに羊を愛していることを伝えるためでした。
聖書には、神さまが父親のように人間を愛しておられること、イエスさんが命を惜しまない良い羊飼いのように人間を愛しておられることが伝えられています。そのことによって、「互いに愛し合いなさい」と教えられているのです。キリスト者は、社会の様々な出来事において、多様な人間関係の中で、イエスさんが伝えている「互いに愛し合いなさい」との教えを忘れないようにして生きるようでありたいと思います。