「神を欺いた代償」 使徒言行録 5章1~11節
アナニアとサフィラの名前の意味は、「神は恵み深い」と「美人」という意味があります。実際に、神さまはこの夫婦を深く愛し、土地や財産を与え、その結果、夫婦は豊かな人生を送ることができました。けれども、この夫婦は、自分たちの土地を売った代金を誤魔化し、その一部を持ってきて、さも全部を捧げているかのように使徒たちの足下に置いて見せました。
ペトロは、上より与えられた不思議な力によってその誤魔化しを見抜き、アナニアに「あなたは人間を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」と言いました。すると、たちまちアナニアは倒れて息が絶えて死に、サフィラもまた死にました。神さまから大きな恵を受けていながら、その恵を人間の浅知恵によって用いたアナニアとサフィラは、神さまを欺いた代償として、その命が取り上げられてしまいました。
教訓として受け止めたいと思います。