旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

トンネル駅&只見線の旅2~湯桧曽駅へ

2015-08-15 09:08:14 | トンネル駅&只見線の旅
昨夜は高崎駅前の東横インに宿泊。


 6時30分現在の気温です。


 二日目の今日は、いよいよトンネル駅を訪ねます。
 訪ねるトンネル駅は、上越線新清水トンネル内にある湯桧曽駅と土合駅。この駅は隣り合っていますが、一日の列車が上下6本と少ないので、うまく計画しないと何時間も次の列車を待たなければいけません。


 そしてもう一駅、北越急行ほくほく線にある美佐島駅です。
 この3駅を訪ねて、今日は小出に泊まります。

 今日最初に乗る列車は、上越線普通 水上行4両編成で、停まる駅と時刻は次のとおりです。
高崎    07:10発 6番線
高崎問屋町 07:13着 07:13発  
井野    07:15着 07:16発  
新前橋   07:20着 07:21発  
群馬総社  07:25着 07:26発  
八木原   07:30着 07:31発  
渋川    07:34着 07:35発  
敷島    07:41着 07:41発  
津久田   07:44着 07:45発  
岩本    07:51着 07:51発  
沼田    07:56着 07:57発  
後閑    08:01着 08:02発  
上牧    08:08着 08:08発  
水上    08:14着 1番線 


 車内はまずまずの人数です。


 新前橋駅で、昨日通ってきた両毛線と分かれます。


 上越線は東京と新潟を結ぶ線で、新幹線が通るまではそれなりの輸送量もあったのでしょうが、今ではそれも少なくなったのか、八木原駅のように線路は残っているものの、フェンスを設けて使っていない駅もみられるようになりました。


 八木原駅を出ると右手前方に、東京電力佐久発電所のタンクが見えます。


 渋川駅手前に「日本のまんなか緑の渋川」の塔。「日本のまんなか」いろいろなところで名乗っていますが…。


 渋川駅を過ぎ、利根川を渡ると徐々に高度が上がっていきます。


 敷島駅の手前のヤクルト販売の前には、初めて見るヤクルトの看板が立っていました。


 津久田駅と岩本駅の間で3回渡る利根川もだいぶ下に見えます。このあたりは地形の関係で、複線区間でも上下線が離れている場所が何カ所もあります。


 少し平地が開けると、間もなく沼田駅に着きます。


 沼田駅では高校生を中心に多くの乗客が降りていきました。


 沼田駅付近では、後方に赤城山。


 前方には特徴的な形の三峰山。


 後閑駅。未開墾の意味もある地名のようですが、町村合併した「みなかみ町」の役場があったり、周辺の温泉地へのバスが発着したりと観光客も乗降するのためか、外国語表記も見られます。


 ここまで来ると車内もこの通りです。


 左手に温泉街が見えてくると間もなく水上駅に到着。


 ほとんどの乗客は、長岡行への乗り換えです。


 水上駅はかつて、1000分の20という勾配の上越国境越え用機関車の増解結が行われた所です。その名残か、広い構内、蒸気機関車保存、転車台を見ることができました。


 次の列車で、いよいよトンネル駅に降ります。
 上越線普通 長岡行に乗って一駅です。
水上   08:24発   
湯檜曽  08:29着


 水上駅を出発し、利根川を3回渡ります。






 上越線複線化に伴って作られた下り線用の新清水トンネルに入ってすぐの所に、湯桧曽駅があります。






 トンネルに入って200mの所にあるため、ホームから出口が見えます。




 少し下る傾斜のある通路の先が出口です。


 トンネルの中は下り長岡行きのホームで、水上行の上りホームは地上にあります。




 上り線のホームの端からは、下り線ホームのある新清水トンネルの入口が見えます。


 単線時代の湯桧曽駅は、電車の見えるところにあったようです


 駅舎は、コンクリート造りのシンプルな物でした。


 ゆっくり歩いて、7~8分。湯檜曽川を渡ると湯檜曽温泉があります。


 橋のたもとの旧橋があったと思われる所には、「上信越高原国立公園」の石碑が草に覆われ建っていました。


 川沿いには旅館やホテル、会社の保養所、お土産屋などがあってそれなりに栄えていたようですが、実際に営業しているところは少ないようです。


 国道沿いには「ゆびその湯」という足湯がありました。


 つづく