旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~新潟駅へ(2) 上越新幹線完乗

2021-09-22 04:46:57 | 旅の小窓
 上越新幹線に乗って、新潟駅に向かいます。
 途中の越後湯沢駅から、終点の新潟駅までの区間は初めて乗車する区間です。


 乗車する「とき311号」は、大宮から先はノンストップです。


 E2系10両編成でやって来ました。
 この電車は、1997年(平成9年)3月22日に東北新幹線で「こまち」と連結する速達「やまびこ」で営業運転を開始し、最盛期には53編成502両が存在しましたが、今では24編成240両と半減しています。


09時34分  大宮 発
 E席なので、進行方向左側です。


 新幹線の車窓に見る野立て看板と言えば『727』。
 大阪市中央区に本社がある美容室専売品の化粧品メーカー「セブンツーセブン」の看板だそうです。
 設置数は公表していないそうですが、頻繁に現れます。


09時45分頃 熊谷 通過 
 遠くに奥秩父の山脈が見えます。中でもぼこぼこ頭の独特の山容の両神山が目を引きます。


09時50分頃 本庄早稲田 通過
 鏑川。遠くに東御荷鉾山と西御荷鉾山が見えます。


 高崎白衣大観音が見えてくると高崎駅に到着します。


09時55分頃 高崎 通過
 北陸新幹線が別れていきます。


 間もなく、上越新幹線で最初に迎えるトンネル15,350mの榛名トンネルに入ります。
 トンネルを抜けると吾妻川の谷に出て、吾妻線と交差します。


 間もなく、吾妻川を跨ぐと14,856mの中山トンネルに入ります。


 3つ目の黒岩トンネルは226m。
 このトンネルを抜けると上毛高原駅に到着します。
 この区間のトンネル率は72.8%。

10時07分頃 上毛高原 通過
 駅を出ると直ぐに、7,295mの月見のトンネルに入ります。
 このトンネルを抜けると直ぐに、700m級の第1湯原トンネル、そしてスノーシェルターでつながって第2湯原トンネルと続きます。
 そして4つ目は、22,221mのかつて世界一の山岳トンネルと言われた大清水トンネル。


 この区間のトンネル率は、なんと96.2%。
 トンネルを抜けると、越後湯沢駅に到着します。

10時16分頃 越後湯沢 通過
 スキー場と温泉の街。
 つかの間の地上風景。


 再びトンネルに入ります。


 トンネル率78%の区間を10本のトンネルで下っていくと、魚沼コシヒカリの産地となっている魚沼盆地に出ます。
 豪雪地帯であるため「高床落雪式(屋根の勾配を急にして、屋根雪を人力によらず落下させる屋根構造で、落下した雪を敷地内で処理するため基礎を高くした)」の克雪住宅が目立ちます。


10時23分頃 浦佐 通過
 直ぐに浦佐トンネルに入る。続いて、堀之内・魚沼・妙見・滝谷のトンネルを抜けると、越後平野に出る。


 長岡車両センターとJR貨物南長岡駅が見えると長岡駅です。


10時32分頃 長岡 通過
 露出時間1/2000秒、ISO感度3200で撮影です。


 前方に弥彦山が見えてきます。


10時38分頃 燕三条 通過
 条件が良ければ、佐渡の山脈が見えるどうですが・・・。


 信濃川を渡ると、終点新潟駅です。


10時48分  新潟 着
 新潟駅では、高架化した在来線ホームが新幹線ホームと同じ高さになる特性を活かし、上越新幹線11番線ホームと羽越本線の特急「いなほ」が発着する在来線5番線ホームが階段などで移動することなく対面乗り換えが可能となっています。


 そのため、多少の時間差はありますが、新潟駅到着後は両側のドアが開きます。


 上越新幹線完乗です。
 この結果、JR東日本管内は90.2%乗車。JR全線では64.4%乗車済みとなりました。 
 つづく


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