新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

久留里

2012-11-12 20:18:19 | 日記


久留里線の折り返しの合間に久留里の街を歩いてみました。久留里は江戸時代の久留里藩から続く城下町です。上総掘りの井戸により豊富な地下水が湧出することから、酒造りが行われ蔵元も3軒存在しています。久留里駅も木造の駅舎です。このタイプは房総半島の駅の標準タイプのようで、内房・外房線でも同じような駅舎の駅があります。久留里駅から少し歩くと街道沿いに古い建物も残っています。

こちらは土蔵造りの金物屋さん。久留里駅からほど近い場所にあります。

しばらく街道を歩くと今度は白壁のお店が現れます。紙屋と屋号はなっていますが、こちらも金物屋さんです。言われてみれば看板がのこぎりですね。
このお店からちょっと歩いた民家の門前に井戸があり、地下水がこんこんと湧き出ていました。自由に飲めるようなのでちょっと頂戴して飲んできました。冷たくて美味しかったです。久留里は平成の名水百選にも選ばれるほどの地下水が湧き出ており、いくつかの井戸で頂戴することが出来ます。

駅前にあるのは旧日通の事務所。国鉄時代は鉄道で荷物を運ぶのが主流だったので、貨物を取り扱っていた駅の駅前には日通の事務所が存在していました。今でも地方へ行くと駅前に日通の事務所だった建物が残っています。駅を降りてこうした建物を見るのも旅の楽しみのひとつです。


久留里線に乗って…2

2012-11-12 19:52:56 | 鉄道


木更津を発車して久しぶりの固い乗り心地を堪能していると横田駅に到着。ここで上り列車と交換待ち合わせのため7分停車。ホームに降りて対向列車を待っていると、後ろにキハ30型が連結されていました。かつては首都圏でも八高線・相模線・川越線・木原線(現いすみ鉄道)などで見られたものですが、電化や第三セクター鉄道に転換などで、いまやJRではここだけに残る貴重な車両です。大宮の鉄道博物館に収蔵してほしい車両です。

木更津から1時間ほどで終点久留里に到着。ここでも木更津行きと交換します。木更津行きには希少車両のキハ37が連結されていました。ここまでの車中や沿線にはお天気が悪いのにも関わらず撮り鉄や乗り鉄がいました。暫く撮影してから駅の外へ出て町歩きをしました。


町歩きから戻り、折り返しの列車を待つ間に、レンズを望遠レンズにかえていろいろと撮ってみました。もっともこの久留里上空で北から羽田へ向かう飛行機が旋回するので、そっちの方が気になってしまいましたが…。
折り返しの列車に乗り木更津へ戻ります。16時過ぎだというのに車窓はすっかり暗くなってしまったのでついうとうと。木更津からは総武線直通快速と京葉線を乗り継いで帰宅しました。