新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2020〜7

2020-10-01 20:54:26 | 旅行
9/21はまたもや早起きです。いつものように5時過ぎに起きてめざましテレビを見ながら朝の支度。7時過ぎにホテルを出発して札幌駅へと向かいます。朝ごはんのお弁当を確保してからホームへ。

列車の時間までしばらくあるので、停車している特急列車を撮影。785系電車で運転の東室蘭行き特急すずらん2号。列車愛称表示器はすずらんのヘッドマークとJRマークを交互に表示していました。785系はかつて札幌ー旭川間の特急スーパーホワイトアローで活躍していましたが、789系1000番台の登場と津軽海峡線からの789系転用により廃車が進み、現在は中間に先頭車を組み込んでいる5両編成2本が残るのみとなっています。

その先頭車組み込み部分がなかなかエモイことになっています。先頭車然としていますが、排障器は取り払われ乗務員室扉が閉鎖されています。なんとも不恰好な姿です。

こちらは0730発の稚内行き特急宗谷号。北の果てへと向かうのでしょうか、4両編成の列車に座席が埋まるぐらいの乗客が乗っていました。

乗車するのは富良野行き臨時特急フラノラベンダーエクスプレス1号です。0733頃に苗穂の車両基地から回送列車で到着。指定された席に座り早速車外観察に出ます。

フラノラベンダーエクスプレスはJR北海道のリゾート気動車キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレスで運転されます。ノースレインボーエクスプレスは1992年に登場した車両で、5両編成のうち4両がハイデッカー車両、中間の1両はダブルデッカー車両となっています。気動車ですが青函トンネル通過対策が施され、過去に何度か青函トンネルを潜って本州へ運行されたこともあります。

今はフラノラベンダーエクスプレス専用車となっているようで、ドア窓には行き先サボシールが貼られています。3号車の2階席が自由席である以外は指定席となっています。

乗車はできるようになっていますが、まだ運転士が乗車しておらず。本来は先頭側の1号車はまだテールランプ状態になっていました。

このノースレインボーエクスプレスは引退が決定しており、このシルバーウィークのフラノラベンダーエクスプレス運転を持って引退するのではということで、鉄が盛んにシャッターを押していました。殺伐とした雰囲気ではなく、のんびりとした雰囲気でしたが。

0753定刻に札幌駅を発車。座席も空席が多い状態での発車となりました。ハイデッカー構造の座席から札幌の街を見ながらの出発となります。

天窓から降り注ぐ日光を避けるにはどうするのだろうと考えてしまいますが、北海道の景色を楽しむことができるので、考えるだけ野暮ということでしょうか。発車してからお弁当を広げて朝ごはんを食べます。朝ごはんを食べて、朝のコーヒーを飲みながら車窓を眺めます。途中停車駅は岩見沢、滝川、芦別のみ。しかしながら臨時列車ゆえの悲しさで岩見沢までは先行の普通列車に阻まれ、のんびりと走ります。
岩見沢からは速度も上がり特急らしい走りに。観光列車ともあり要所で車掌による車窓アナウンスが入ります。こちらは田んぼの向こうで並行して走る国道12号線。撮影は美唄市付近ですが、美唄市光珠内から滝川市までの29.2kmは日本一長い直線区間だそうで、並行して走る函館本線もほぼ直線です。
滝川でも乗車があり根室本線へと入ってゆきます。赤平、芦別とかつての炭鉱地帯を通り、空知川沿いに走ってゆきます。野花南を出ると列車はダム建設により付け替えられたトンネルへと入ります。

「北の国から」の最初で五郎さんが「空知川だ」と言った区間は残念ながらダム建設により水没してしまいましたが、トンネルを抜けて富良野へ入ると空知川を渡ります。

富良野には0949に到着。富良野駅に降り立つのはおよそ17年ぶりです。