新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

ちちんぶいぶい 秩父へ行こう!

2020-10-30 19:34:00 | 旅行

10/24、ふと思いたって秩父へ行こうと思いました。多分に土屋太鳳さんと林家たい平師匠が出演している西武鉄道のCMが影響しているものと思われます。池袋から001系ラビューに乗って行くのもいいですが、今回は別の電車に乗ることにしました。


始発電車で舞浜駅を出発してやってきたのは、横浜はみなとみらい線の元町・中華街駅。秩父とはあさっての方向に来ていますが、秩父へ線路がつながっています。

乗車するのはこちらの西武40000系。

元町・中華街駅0701発S-TRAIN西武秩父ゆきに乗車します。

S-TRAINは西武鉄道が運行する指定席列車で、元町・中華街から東急東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線、池袋線、西武秩父線を経由して西武秩父まで運行する電車です。元町・中華街駅の発車表示板に表示されているのは、先発・次発ともに行先が西武の駅。ここはいったいどこ状態になっています。

準備が整い乗車できるようになったので乗車。4扉のいわゆる通勤電車ですが、車内はロングシートとクロスシートに転換できるシートが装備されており、S-TRAIN運用ではクロスシートに展開され、全車指定席となっています。クロスシートですが、リクライニングはしません。元町・中華街から西武秩父までは2時間14分の行程。ちょっときつそうな感じがします。

停車駅はみなとみらい、横浜、自由が丘、渋谷、新宿三丁目、池袋、石神井公園、所沢、入間市、飯能、西武秩父ですが、東横線内では特急の停車駅である菊名、武蔵小杉、中目黒で運転停車。地下鉄副都心線と西武線でも小竹向原と練馬に運転停車しているので、東横線の特急、地下鉄副都心線急行と実質的な停車駅は変わりません。ただし編成長の都合から西武線の特急ちちぶ号が停車する横瀬は通過となっています。
元町・中華街を0701に発車。乗車した時には前後の車両はおろか2両先まで乗車していない様子で、みなとみらい線内は乗車も全くなかったです。横浜からは乗客もちらほら乗車しますが、閑散とした車内で、運転停車する駅のホームに並んでいる人たちの視線が気になります。東横線内でも乗り降りは少なく、4分後に特急所沢行きが続いていることもあり、やはり別料金のかかる指定席列車に抵抗感があるのでしょうか。しかしながら、今までクロスシート車の走っていなかった東急東横線の景色を、クロスシートから眺めるというのはなかなかのものです。

0735着の渋谷で東京メトロ副都心線に入ります。車内の案内表示器も東京メトロ仕様に変わり、車掌さんも東京メトロの人になります。地下鉄に入ると、少し乗客が増えてきた感じです。池袋は降車専用となっており、この辺りは地上の西武線ホームからの特急ちちぶとの兼ね合いでしょうか。小竹向原で西武線に入り、練馬でも運転停車すると西武池袋線の高架線を走ります。地上に出ると先ほどの東横線との日の差しかたの違いがはっきりとわかります。なんだか変な感じです。
西武線に入ってから初の停車駅石神井公園からどっと乗車があります。特急ちちぶ号が走っているので沿線の人にも指定席列車は抵抗なく受け入れられているようです。それでも東横線や地下鉄線から西武線方面へ乗っている人もいるので、直通で新たな需要を掘り出しているようです。

所沢・入間市と停車して、飯能に0838着。ここで2分停車して進行方向が変わります。この飯能で半数近くが下車したので、一つの需要の分岐点のようです。座席の方向を転換させていると発車。ちょうど同じ形式の40000系を使用した急行池袋行きと同時発車。ちょっとの間並走します。
飯能から西武秩父線…ではなく吾野まで池袋線を走ります。飯能からは山あいを走り速度も上がりません。吾野からは西武秩父線に入ります。私鉄では長いトンネルの部類に入る正丸トンネル辺りからちょっとウトウト。さすがに2時間近く硬いシートに座っているのは疲れます。

終点西武秩父に0915に到着。横浜からおよそ2時間で秩父に到着しました。晴れ渡る空に秩父の名峰武甲山が映えています。