ウルトラマンメビウス第29話・別れの日

　予告編を見ただけで今日の話はほぼ想像がついたが、かなりの
衝撃作だ。
　帰還命令が出たミライがGUYSの仲間達に次々とお守りをプレゼント
していきリュウの休暇の日に事件は起こるという展開は静から動への
プロローグになる。
　「命が危ないから帰れ」というのはセブンの最終回と似ているし
ミライがリュウに正体を明かすのもセブンでアンヌに正体を明かすのと
被る、そして変身を躊躇しながらも決断するのは撃墜されそうになる
仲間達や襲撃されて逃げまとう人々の姿を見てというシーンはセブンの
最終回前編で隊長やソガ、フルハシらがパンドンの火炎放射で苦しむ姿を
見て上司の制止を振り切って変身するシーンを思い出す。
　ここで断っておくが決して同じような演出があっても批判しているのでは
ないという事。
　インペライザーが尋常な敵でないという事は隊長自身が一番知って
いるみたいだし実際ジョージやマリナが出動する時に「無理するな」と
言ったのがいい例だ。
　まさに地上の物を徹底的に破壊し尽くすまで稼動する破壊マシーンでメビ
ウスの武器でやられても修復してしまう再生能力まである。
マックスのイフを思い出す適応能力まであるではないか。
　少なくともメビウスの活動時間内で倒すのは不可能な相手である事は間違い
ないだろう。
　タロウが助けに来るという事は知っていても「よく来てくれた」と思った。
タロウはさすがに教官だけあってしっかりと接近しての肉弾戦に持ち込めて
いたしストリウム光線の威力がハンパではない事もよく分かる。
　倒れたミライを助け出すリュウ、来週が大いに楽しみだ。
ただ仲間達に正体がバレたウルトラヒーローは帰還するのが常だが、これから
以降どういう扱いになるのか？こちらも大いに興味がある。