天理大、悲願のラグビー大学日本一


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210111-0156

 国立競技場で今日行われたラグビー大学選手権決勝は、天理が
8トライの猛攻で55-28で早稲田に快勝し悲願の初優勝を飾ると
共に84年度の同支社以来の関西勢の優勝となった。

 試合は3分に早稲田が攻め込むもののターンオーバーから切り
返しからT&Cで先制すると10分にも同じパターンでT&Cを挙げ
14-0とリードを広げたのに対し、早稲田も20分にT&Cを返して
7点差にするが直後にPGで突き放されるとキックオフのミスなど
も絡み天理が31分にTを前半終了間際にもT&Cを決め29-7で前
半終了。

 後半も開始早々に敵陣に攻め込みゴール前で相手ボールのスク
ラムを押し込むと、インゴールにこぼれたボールを押さえてT&C
で36-7としてほぼ勝負を決めた。

 試合前の予想では明治に快勝した天理の力が本物か?というの
がポイントだが、昨年の早稲田は早明戦で完敗した明治相手に前
半から猛攻を仕かけて大量リードを奪い不利の予想を覆して優勝
しているのを見ると優勝経験のない天理が後半競られると…とい
うもの。

 最近の天理は関西王者として選手権に乗り込んで来るものの、
なかなかベスト4の壁は厚く11年度に初めて決勝に進出したのだ
が帝京に12-15で競り負けると一昨年度も明治に17-22で敗れ
ており善戦及ばずというパターン。

 しかし開始早々に攻め込まれたボールをターンオーバーすると
一気に相手ゴール前に攻め込んでトライに結びつけると、直後の
キックオフからも切り返しトライに結びつけるなど敵陣に攻め込
むと必ず得点を挙げる勝負強さが光る。

 スクラムでは圧倒的に優位に立っていたしラインアウトモール
もよく研究しており、密集戦でもノットリリースザボールを誘発
するなど全ての面において早稲田を圧倒する形だった。

 関西勢の優勝は平尾誠二や大八木淳らがいた時の同志社が3年
連続優勝を果たして以来で、かつて関西のリーダーだった同志社
が低迷し始めると一気に勢いをなくし関東勢の後塵を拝す年が続
いていた。

 その結果 高校ラグビーで活躍した選手の多くが関東に流出する
という形になる中で天理が孤軍奮闘という形だったが、いかんせ
ん早・慶・明・帝京らが鎬を削る関東対抗戦グループ相手になる
と勝ちきれなかった。

 それが今回ついに準決勝で明治、決勝で早稲田に完勝しての優
勝という事で関西にも新しい風が吹き始めたという事であり大学
ラグビー界にとっても喜ばしい事だと思う。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Bill McCreary)
2021-01-11 22:54:36
私もこの件に興味があったので、このような記事を書いています。

https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e006d8ab7110993a7c4fededce471d51

予想以上に天理が強かったですね。早稲田と明治を決勝と準決勝でどちらも完全に負かしたのですから、今年はまさに最強だったと思います。個人的には、天理有利とは思っていましたが、ここまでの差はつかないだろうと予想していました。
 
 
 
最近の傾向で (こーじ)
2021-01-12 21:14:32
>Bill McCreary様

 これで天理に勝者のメンタリティが植え付けられた形になれば、全国的なレベルアップになると思いますね。

 どうしてもラグビーは‘格’という壁が存在しますので、早・慶・明の3校と対戦する時は想像以上の壁としてそそり立っていたわけですが開始10分の2トライで地力がしっかり出せた感じですね。

 エディ氏も準決勝を見て天理が勝つと言っていたようですから、持てる力をそのまま出せれば天理という感じだったのでしょう。
 
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