スピードスケート界は1500mに注力すべき

 先日閉幕した北京冬季五輪の主役は個人的にはスピードスケート
女子の高木美帆で、500から3000までとチーム・パシュートの5種
目に出場し金:1&銀:4個を獲得するという快挙を達成している。

 ここで実感するのはスピードスケートの魅力は1000~3000男子
なら5000だろうと思う。

 長野後のスピードスケートを見ていると短離種目と言われる1000
でも500のスピードを維持するタイプではなく、1500のスプリント
のある選手が有利になっており高木美帆の1000の金が象徴的だ。

 そして3000や男子の5000は1500の持久力のある選手が勝つよう
になっており、更にチーム・パシュートも1500が得意な選手で構
成されマススタートも然り。

 つまり多くのメダルを獲得して大会を盛り上げるには、1500の
強化が必要不可欠という事になる。

 大会日程を見ても以前なら5000or3000の後に500があって1500
を挟んで1000を行っていたのが、チーム・パシュートとマススタ
ートのおかげで先に1500があり1000は最終種目になっている。

 しかも500は以前ならインとアウトスタートの合計タイムだった
のが94リレハンメルまでと同様に1本のみになったため、チーム・
パシュートの予選日と一緒に行うという刺身のツマ的な種目になっ
ている感が強い。

 さらに500でも高木美帆が銀メダルを取るようになっているし、
4年前の金メダリスト小平奈緒もチーム・パシュートに出場できる
持久力を持っていた事が挙げられる。

 逆に500のスペシャリストは他ではもはや通用しないレベルに
なっているのを考えると、高木らを強化してくれたヨハン・デヴ
ィッドコーチがいるのだから1500を最重点強化種目にするべきだ
ろうと思う。

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