韓国の仁川で開催されているアジア大会を地上波で独占中継して
いるのが赤坂TVだが、ここの中継スタイルが心あるスポーツファン
からヒンシュクを買っている。
韓国とは時差がないのでリアルタイムで競技を見られるのだが問題
なのは最初から最後まで しっかり中継せずに途中でいろんな種目を
ディレー中継でツギハギ状態になっており4日目でも柔道の途中に
シンクロが入ったりフェンシングが入ったりするので落ち着いて見る
事ができない。
更に酷いのは女子サッカーで台湾戦の前半はハイライトでお茶を濁
し後半だけライブ中継だったし、競泳に至っては22:00過ぎから録画
中継になっているので既にネットで結果が出ているから緊迫感がない
事甚だしい。
84ロス五輪でアメリカ国内の独占放映権を獲得したABCは一つの
種目をじっくり見せようとせず、あらゆる種目をフォローといえば聞
こえはいいが自国の選手のみを切り貼りして中継するスタイルで世界
中のメディアからヒンシュクを買っていた。
今回の赤坂TVの愚行はロス五輪のABCのやり方に追随したかの
ようなスタイルだけでなくABCの場合は生中継に拘るだけマシだが、
赤坂TVはディレーや録画中継が混ざるのだから更に悪い。
当時と違って地デジで多チャンネル時代だから地上波でもサブ
チャンネルが使えるため、BSと連動するだけで3種目はフォローが
利くのに やろうとしないのは民放地上波にスポーツ中継をするモラ
ルがないという事ではないだろうか。
ちなみに今日は柔道の団体戦がNHKのBSでOAされ、コチラは
男女の3位決定戦と決勝を最初からライブでじっくり中継していた
ので安心して見る事ができた。
やはりスポーツ中継は最初から最後まで生中継という基本は絶対
守るべきだし、できないのなら放映権を返上するべきだ。