グリッドマンのボルカドン編を見て怪奇大作戦の恐怖の電話を思い出した

 先日OAされた電光超人グリッドマン3話・電話パニック危機一
髪では、火山怪獣ボルカドンが翔直人らが住む桜が丘電話局のコン
ピューターワールドに侵入し電話回線のシステムを破壊するという
もの。

 当然ながら電話局が舞台なので電話局の中や回線の様子などの映
像が使われるのだが、そういったシーンを見ていて妙に懐かしく思
えたのは怪奇大作戦の恐怖の電話を思い出したのだ。

 恐怖の電話は脚本・佐々木守&監督・実相寺昭雄のゴールデンコ
ンビによる作品で、怪奇大作戦の前半を代表するエピソードの1つ
になっている。

 戦争中に南方で押収した財宝を独り占めにしようとした岡島が、
かつての戦友達を電話中に超音波を増幅器で熱線に変えて送り込み
相手を焼殺するというもの。

 このEPで牧史郎は電話線に僅かに残った黒こげを頼りに回線を
辿りながら犯人の居場所を突き止めて行ったり、最後に狙われる
男の電話番号にダイヤルされる時の機械の動きを実相寺監督独特
の映像で強調したシーンは忘れられない。

 このEPは68年に作られているのでアナログ全盛時だった事から
独特の映像が作られたのだろうが、グリッドマンが作られた93年
頃は徐々にデジタルに移行し始める時期で電話局の機械も怪奇大
作戦の頃とは比べ物にならないぐらい進化している。

 やはり電話線内部の映像などといえば怪奇大作戦を思い起こす
わけだが、68年から93年まで25年の歳月が流れていたのだから
今回のグリッドマンのコンピューターなどのシーンを見ても随分
と時代遅れな感じがするのは仕方ないだろう。

 もっとも今の時代なら光ケーブルが使われるのは必須だろうし
電話局のコンピューターが乗っ取られると現代人の必須アイテム
であるスマホまでが使用不能になるわけだから、ボルカドン編は
21世紀の時代でも十分使えるジャンルではないかと思ったりする。

 

 

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