あまりストーリーには関係ないけれど

 先日WOWOWでOAされた円谷英二特集の妖星ゴラスだが以前
ビデオ化された時のパッケージの目立つところに、この作品に
登場する怪獣マグマが載っていた。

 つまり妖星ゴラスの象徴的な怪獣という形でマグマが載ってい
たのだがハッキリ言ってマグマは当初登場しない予定が東宝作品
だから怪獣を出そうという事から登場したわけで、南極ジェット
パイプ施設を破壊したため3日分のタイムロスができ緊迫感が生
まれたと言われている。

 とはいえマグマは登場しなくてもいい怪獣でVTOL機から発射
されるレーザー光線であっさり倒されているわけで、地球防衛
軍のモゲラ以上に存在感の薄いキャラである。

 こういうパターンは横溝正史原作作品などで見る事ができる。

 例えば犬神家の一族の映画ではポスターに逆立ち状態で水面に
浮いた両足がメインで使われていたのだが、これ犬神家の一族の
中での最後の殺人被害者の状態で劇中ではあまり映らないし原作
でもほぼ扱われる事はない。

 また八つ墓村で必ず描かれる多治見要蔵の村人32人殺戮シーン
は原作では1ページも費やされてないにも拘わらず、映像作品では
必ず落ち武者と32人殺戮シーンが描かれている。

 だから犬神家の一族を表す絵として水面から出た死体の二本足、
八つ墓村を表す絵は殺戮シーンの多治見要蔵と同じく妖星ゴラスは
マグマだし地球防衛軍はモゲラというのが作品を表すキャラだろう。

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