憎しみの心を捨て去ったと思われた凪だが 

 ウルトラマンネクサスの最終EPで記憶消去装置レーテのある、
フォートレスフリーダムの最深部セクション0でアンノンウンハ
ンドの正体を現した石堀光彦とナイトレーダーが対峙する。

 ここで問題になるのがデュナミストである西条凪の心情で、か
つて子供時代に人間型ビーストに両親を殺害された凪にとって敵
を憎む事によって心を奮い立たせていた。

 ただ凪も姫矢准や千樹憐らデュナミスト達と触れ合う事で慈しみ
の心を持つようになり尊敬する溝呂木眞也が闇に堕ちた事により、
いつしか憎しみに支配される事の愚かさに気付き それゆえ4人目の
デュナミストに選ばれていたのだが…

 セクション0で石堀が凪に対して話した内容で封じ込められてい
たはずの凪のビーストに対する怒りや憎しみが再び甦り、それを
利用して闇の巨人の最終形態ダーク・ザギを復活させようとする。

 その内容は凪が将来デュナミストになる事を18年前に見越して
凪の両親を殺害しファウストやメフィスト、リコや溝呂木を使い
光の力を強化すると共に凪に深い闇を植えつける作業を続けてい
たわけで自らの体を取り戻すための道具に過ぎなかった事を告げ
るわけで予想通り凪は怒りに任せてウルトラマンに変身しようと
するのだった。

 吉良沢が‘ここで変身してはいけない’という警告すら無視して
の変身は、全て石堀の思惑通りになる形で成就される事になる。

 というのも凪の憎しみをレーテの恐怖と同調させて光の力を
闇の力に変換するために張った罠に、まんまと凪は引っかかる
形で変身したもののレーテから光の力を吸い取られ石堀に奪わ
れてしまうという最悪の結果を迎えるわけだ。

 やはり凪にとって両親を殺害されたというトラウマは、最後
まで払拭できてなかったという事だろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 井上尚弥ーカ... 初盆の祭壇は... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。