井上尚弥ーカシメロ戦の延期について


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/hochi-20200816-OHT1T50211

 日本時間の9月26日にラスベガスで行われる予定だったWBA&
IBFバンタム級王者・井上尚弥と、WBO王者ジョンリール・カシ
メロ戦が流れたという記事が出ていた。

 この対戦は当初日本時間の4月26日に行われる予定がコロナ禍
の影響で9月に延期されたわけだがアメリカでのコロナ禍の猛威が
収まる事なく、多くの興業で無観客での試合が行われる中ファイ
トマネーの減額などがカシメロ陣営に提示されていたのが最終的
に拒否された形になるのだろう。

 結果的にカシメロは相手未定ながら9月27日の興業に出場する
との事で、井上の対戦相手としてトップランク社のボブ・アラム
プロモーターは1位のジェイソン・モロニーとの代替えカードを
予定しているとの事。

 個人的にガッカリ感は強いのだが冷静に見ると昨年11月のノニ
ト・ドネア戦で受けた右眼窩骨折のダメージ抜きと、コロナ禍に
よるブランク明けでの強敵との対戦よりも1試合クッションを置
くのも悪いものではないと思ったりする。

 というのもカシメロの立場からすれば井上との対戦のため2月
頃からフィリピンを離れてアメリカに滞在しているわけで、9月
までに井上戦が決まらなければ経済的に厳しい状況になっている
のではないか。

 ところがコロナ禍が収まらず観客を多く入れて行わなければ軽
量級に興味のないアメリカで、日本人とフィリピン人の対戦とい
うのがPPVでどれだけ視聴者を開拓できるのか未知数だ。

 という事からトップランク社にすれば少しでも多く観客を入れ
るというのが開催条件になるため、年内にできれば的な感覚だっ
た事を考慮すればカシメロ陣営はガマンの限界という事にもなる。

 一方で井上も9月下旬を越えるとさすがにブランクの方が厳しく
なるわけで、カシメロよりも1試合挟む方が賢明という形だろうし
一方で眼窩骨折によるダメージ抜きという事に関してインターバ
ルが長いというのは悪い事ではないと思う。

 そういう意味では井上ーカシメロ戦の延期は、残念ではあるも
のの悪い事ではないと考える次第だ。

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